さる5月14日、ちょいと足を伸ばして町のはずれをチャリ散歩。
私の地元町=大洗はいわゆる『海の町』一辺倒なイメージだが、ちょいと内陸部にシフトすれば朴訥とした山あいというか農業地帯の田園風景や畑地域がドーンと広がっているんですわ。
個人的には幼少期から、どちらかといえばこの何もない内陸部で主に遊んでいたので、このひたすらだだっ広い空の開放感というか、陸地に包囲された閉塞感というか、なんともいえない空間こそが私の原風景というか。
しかし、それも中学時代まででそれ以降は何故かピタッと足が向かわなくなったエリアでもあって、ほぼ半世紀ぶり⁉に訪れることが懐かしいという感情よりはどこか恐怖感もありました。
イメージが昔とすっかり変わっていたらどうしよう、的な⁉
でも、その心配は完全な杞憂に過ぎず、ほぼほぼ何も変わってはいなかった。
今は亡き友人のO君の家のあるエリア。
もちろん、O君の家の前をチャリで行き帰りで二度通過する。
半世紀前はモダンに見えたO君の家が、時代を経てクラシカルな佇まいに変化していたが、家そのものは何も変わらないので、それを見る私が諸々に変化したということになりますか。
途中、アカミミガメ(ミドリガメ)の小さいやつが車に轢かれたのか死んでいるのを見つけた。
こんな田舎でも車に轢かれる亀がいる。
道路さえ歩いてなければなぁ~。
しかし、このまま道路上に放置しといたら繰り返し轢かれて亀せんべいになっては可哀想なので、道路沿いの畑の柔らかい土の上に。
まあ、土に埋めてあげても良かったが、せっかくの天気でお日様の光を浴びたいと思ったかも知れない。
そこは敢えて風葬ということにする。
私には強い思い入れのあるエリアだからこそ、逆に遠ざけていたのかも?
いつかまた必ず来ようと思う。
いや、近いうちに必ず。