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CS時代劇専門チャンネルで『必殺仕置屋稼業(1975年)』が一昨日終わったと思いきや、その続編とも言える『必殺仕業人(1976年)』が昨日からスタート。
というか、『…仕業人』は昼間の放送枠で実は終わったばかりで、改めて深夜枠でのスタート。
まあ、どっちみち再放送だから放送枠(時間帯)はどうでもいいが、オンタイムで観るなら深夜枠の方が私には好都合でありがたい。
必殺仕掛人(1972年)放送時のライバル番組的な『木枯らし紋次郎』の主役だった中村敦夫を、どさくさ紛れに必殺メンバーに引き入れた作品。
中村敦夫は前作『仕置屋稼業』にも一話ゲスト出演という流れもあって、晴れて必殺レギュラー入りというか、ナンというか…。
ただ、中村敦夫は必殺シリーズの作風に全くフィットしてなかった印象なきにしもあらずで、『仕業人』はあまり好きでなかった。
捨三(=渡辺篤史)は『仕置屋』からの続編を印象付けるレギュラーで、中村主水(=藤田まこと)は言わずもがな「必殺シリーズの顔」だから当然の留任メンバー。
赤井剣之介(=中村敦夫)と“やいとや又右衛門”(=大出俊)が今回の新メンバー。
赤井剣之介の連れ合いの女“お歌”(=中尾ミエ)なども。
“やいとや”はスマートでスタイリッシュな殺し屋で好きだったが、“赤井剣之介”はとにかく泥臭いというか、最初から最後まで必殺シリーズのムードではなかった気がする。
中村敦夫は『木枯らし紋次郎』のイメージが抜けきらなかった?
そっくり『仕置屋稼業』の続篇としての『仕業人』の位置付けだと思うが、急速にドラマへの興味が薄れたことを、当時の記憶として覚えている。
たった一年違いで制作された続篇ドラマなのに、かなり印象が変わった感は否めなかった。
(おしまい)
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