アフタヌーンで連載されていた『無限の住人』が
20年かかって最終回を迎えたと聞いて
最後に読んだのはいつ頃だったろうか
この漫画を知ってる人間の9割方は
「不死解明編がgdすぎて読むのやめた」
と言う。
個人的にはそれよりもっと前、天津が加賀へ
行ってそれを凛が追っかけるとかいう
エピソードのあたりでぐっちゃぐちゃの
ラフ原稿状態が雑誌に載ったりしてて
ああこら作者もやる気ねえんだなと感じて
萎えた記憶がある。
とはいえ関所破りの話とか、逸刀流が酒宴で
騙し討ち全滅とか、阿葉山のじじいカッコイイ
とかやっぱり要所要所で魅せてくれるマンガ
だったと思う。少なくとも連載が始まった頃は
夢中になって読んで絶賛してたものよ。
そんなわけで好きだったマンガの最期くらい
ちゃんと見届けてやろうといきなり最終30巻を
買ってきた、今までの経緯はサッパリわからんが
槇絵さんが春翁で無双とか、最後まで天津と
槇絵さんの関係は切ないなあとか、一番
盛り上がる最後の斬り合いは天津vs吐、
って卍さん何もしてないし!とか
まあでもやっぱり面白かったよ、キッチリ綺麗に
幕も引かれたようだし。
さてこっからが致命的なネタバレ話になるわけ
ですが、最終章いいよね……
“永遠の命を生きる者”ネタの作品なら絶対に
やらなきゃいけない定番ですが、凛の子孫の
幼女かわええ。つうことは凛はあの後幸せな
人生を送れたのかなとか読者に色々想像
させてくれるのがね、吸血鬼ハンターDの
(糞OVA版じゃねーぞ!)映画のラストにも
通じる物があるけどこういう展開たまらねえ。
まさかあの有名なジョン万次郎が実は正しくは
ジョン卍郎だったんだよ!な、なんだってー!
とかそういう馬鹿な小ネタもいい。この分だと
卍と戦った新撰組は逸刀流の子孫だったり
したんだろうか、ていうかそういう番外編漫画
描いてほしい。
そして巻末、最終巻まで律儀に続けていたらしい
劇中登場人物の使う変態奇形兵器図鑑。
そう、これ、これがむげにんの真骨頂というか
初見で惚れた要素だったと思う。
中二心をくすぐる変態剣豪の操る変態武器で
チャンバラ無双。
あるわけねーだろこんなの! いやでもある
かも……?と思わせるような設定の絶妙の
無茶っぷりやネーミングセンスには今でも
くやしいでも勧進帳。
もうシラネーヨと読まなくなって幾星霜、だった
はずがやっぱり今でもお前このマンガ大好き
だったんじゃねーかと改めて思い知らされる。
単行本ケツの方から買いなおそうかな。