「でもさ
そういわれてしまうネタを振りまいたのは
あなたなんじゃないの?
部活の集合に遅刻したり
宿題を忘れたり
テストの点数が悪かったり・・・
悔しがる割に
行動が伴って無いじゃん!
自分の大切なものを守るためには
力が無くちゃいけないんだよ
力をつけるためには
誰よりも努力しなくちゃいけないんだよ
努力をして
何も言わせないようになれたとき
本当に強い人になれるんだよ
大好きな母校を守りたかったら
相手を憎む前に自分に厳しくなりなさい」
どれだけ効き目があったかは分からない・・・
でも
かばって抱きしめるより
効果はあったんじゃないかな・・・
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今朝
最寄り駅まで車で送っていった
その時
私は長男に言った
「手を出しての喧嘩はいけないよ
でも
もし今度言われたら
お前も言い返しなさい!
黙りこくって無視するくらいなら
思い切って口げんかしてきなさい
黙るのは卑怯だからね」
黙って歩いていく長男の後姿を見送りながら
子供の世界の非情さをひしひしと感じていた
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さてさて帰宅した長男
お!
なんだか胸張っちゃって
晴やかな顔してるよ
「どした?
今日もなんか言われたの?」
「うん」
「で?」
「言ってやったよ」
「なんて?」
「今度おれの母校のことを一言でも言ったら
一発ぶん殴るぞっって・・・」
「そしたら?」
「黙っちゃった」
きみきみ!
勇気を出して言ったのは褒めるけど
あとは『有言実行』あるのみ!
ここからが本当の「母校愛」の見せ場だよ![]()