最初の地震がおき
電話回線が不通だった時
私はあちこちに
電話をかけまくった
携帯
にも
いえ電
にも
にも始めにつながったのは
旦那の実家!
それでも
地震発生から1時間後
『大丈夫ですか~?!
こっちはとりあえず無事ですよぉぉぉ
』
『こっちも大丈夫!
私(=姑さん)なんて
美容室でパーマかけ終わって
帰ろうとしたら揺れ始めたから
店の外で他の人と
手を繋いでたわよ~
』
ま、安心


それから
またかけまくって
…

次につながったのは
私の実家!!
『大丈夫?!』
『こっちも電話をずっとかけてたのにつながらないから何かあったんざゃないかって心配してたの~
良かった…』
しゃべくりオモニ…
安心した
旦那につながったのは
実に実に
2時間半後


『良かった~』
が同時にでた言葉
旦那は
『ちょうど休憩に入った時で
自販機にジュース買いに行ったら
すげぇ揺れ始めて~!
自販機が倒れないように
押さえてたよ
』
高い足場の上じゃなくて
ホント~~に良かった
アボジは入院中
病院にかけるのも
迷惑かと思い
そのまま安心していた
夜8時過ぎ…
公衆電話
から着信
から着信『もしもし』
『あ゛~
だ、か~』
『え?もしもし?』
『あ゛~』
後ろで声がする
『○○さんが
ずっと心配してて
電話かけてるんですよ~』
アボジだった
『アボジ~
大丈夫だよ~!
みんな無事
オモニも無事だよ!
妹の家にいるからね~
心配ないからね~!』
なんて
明るく言ってみた
『あ゛あ゛…
う゛う゛……っっ』
声にならない嗚咽
泣いていた
声をだして
泣いていたアボジ……
妻を
子を
孫を思い
どれだけ苦しかったのだろう…
今なお
救出を待つ
多くの人々がいる
一刻も早く
家族の元へ
愛する人の元へ
帰れるよう
テレビを観ながら
祈るしかない…
お願い