やっと念願の初級者~上級者向けの
『核文字で読み解く中国語文法』(拙著)
が完成した。
というか、完成の緒に就いた。
どの言語も、大海の如く、果てしなく
広がっており、その全貌を捉える
ことなど、まして、一人の人間が
それを行えるほど、大海は浅くも
狭くもない。
これからの改定作業は、永遠に
続くであろう。
どんなイメージか?
『日本語文型辞典』(くろしお出版)
のようなものをイメージしてもらえれば、
それに最も近いかと思う。
当面は、初級者~上級者の授業に
(プリント形式で)使い、一般には
非売品とさせていただく。
非売品とする最大の理由は、あくまで
「未完の完成品」に過ぎないからだ。
で、「核文字」ってなんですか?
私が勝手にピックアップした文字で、
これらの文字の用法を知れば、
中国語の文法が自ずと見えて来るもの
です。
この「切り口」は、私自身が、中国語と
50年弱付き合う中でたどり着いた
もので、「自画自賛」のそしりを免れ
ないことは重々承知で、中国語という
言語の特性を誰にも理解しやすい
形で呈示できたと自負している。
自分の頭の中を整理する上でも、
役立つので、私自身も、まさに、
“爱不释手(片時も手放せない)”
の状態になりそうだ。
なお、中国語の場合、仮に文法が
体系的に理解できたとしても、
様々な語彙は言うに及ばず、
故事成語、〇文字熟語等は、別途,
覚えなければ、中国人との意思疎通
には不便さを感じるであろう。
どこまで行っても、学ぶことは多い。
何はともあれ、一区切りついた。
10年ぶりに、休暇気分が味わえるぞ。