「東アジア・ルネッサンス」の爆発は間近 | 100万人の中国語 

100万人の中国語 

田中則明(たなかのりあき)
小田原在住。中国語研究家。

中国語の二つの壁:「四声」と「日本語にない母音子音」

『これ以上解り易く出来ない!中国語』
『”核文字”で もやもやすっきり 中国語文法』
『”核文字”で 中国語文法 総仕上げ』

あちこちの火山のマグマが、河口付近

めがけてせり上がって来ているような

報道が目立つ。


こちらのマグマは、ありがたくないが、

東アジア・ルネッサンス」のマグマは、

歓迎されるべきであろう。


何ですか、「東アジア・ルネッサンス」っ

て?


読んで字の如し、「東アジア・文芸復興

ですよ。世界を牽引するような高度な

あでやかな文化が花開くんですよ。


で、マグマは、どこに?


あちこちに遍在していますよ。

一例を挙げてみましょう。


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ごく普通の市民が構成員となっている

リコーダー合奏のサークル、

練馬笛の音楽隊FlautoDolceでは、

内部の発表会で、1.5時間ほどの間に

隊員が各自楽譜を持ち寄って、自分が

好きな曲を吹くことになった。


その結果、大体年代順に並べてみると、

こうなった。


・聖アントニーのコラール

・小フーガ

・メヌエット

・G線上のアリア

・ブーレ

・マニフィカ

・エア

・カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲

・私のお父さん

・ジムノペディ

・ジュ・テ・ヴ―

・おもちゃの兵隊の行進曲

・デイズ二―・メドレー

・イパネマの娘

・ムーンライト・セレナーデ

・故郷

・見上げてご覧夜の星を

・TSUNAMI

・宇宙戦艦ヤマト

・ユー・レイズ・ミー・アップ

・ピタゴラスイッチ

・おじいさんの11ヶ月


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どうです?

だいぶマグマが溜まって来ているでしょう?


?????????


バロック、オペラ、童謡、アニメソング、

TVのテーマソングまで、何でもありなんですよ。


西洋から流れ込んで来た音楽だけでは飽き

足らず、自分達の音楽もかなり好まれている

ことが分かります。


西洋文化を吸収し、それに、自国の伝統文化

を加え、それによって、西洋文化を図らずして

超えようとしているんです。


特に、この分野に絞って言えば、西洋にはない

音楽の楽譜が日本に集まり、蓄積されつつある

んですよ。


見ていてご覧なさい、アジアの観光客の爆買

は、やがては、楽譜に及んで行くはずですよ。

音楽の愛好家にとって、楽譜は、まさに、宝物

ですからね。


アジアに限らず、欧米からも、楽譜を買いに来る

かもしれませんね。


東西の文明が交差する場所、それが、日本であり、

東アジアなんですよ。


そうでしょうか?

ちょっと大袈裟では?