こんにちは、
 
先日の「紅(あか)」の、
原因を考えていました。
 
諸々、観察して
分かったことがあるので、
注意喚起と、ご報告です。
 
 
(酸欠対策後の金魚鉢)
 
 
残された「白」の様子と、
亡くなる前の彼らの行動を鑑みた結果、
最終的な原因は酸欠だと、結論づけました。
 
 
今回、酸欠というのは、
「鼻上げ」の症状が出ない事もある
という事を知りました。
 
 
鼻上げは、1番分かりやすい反応であって、
それが、必ず現れる訳では無いのだと思います。
 
金魚飼育で酸欠と調べると、
鼻上げ以外の症状は全く触れられず、
他の判断方法が分からないと言う印象でした。
 
 
ネットで散々調べて行き着いたのが、
下のリンクページでした。
 
他に、鼻上げ以外の症状について、
詳しく書いているページを、
私は見つけられなかったです。
 
酸欠の心配がある方は、
絶対に読んだ方がいいと思います。
 

 

 

 
 

記事を読む中で目に止まったのが、

「エラを大きく動かす」

「酸素が多い場所にを探して移動する」

の2つでした。

 

 

心当たりがあったので、
エアレーションを追加して様子を見ました。
 
結果、紅が去った直後に比べ、
白のエラの動きが緩やかになりました
 
これで酸欠状態だったのだと判断しました。
 

 
直近の1週間、
2人は、何故か外部フィルターの、
吐出口付近にいる事が多かったです。
 
酸欠だと判明した、今なら分かるのですが、
これは、酸素が多い場所にいたのだと思います。
 
吐出口付近は水面の揺れがあるので、
溶存酸素量が多かったのだと思います。
 
つまり、1週間前辺りから
慢性的に酸欠状態だったと考えられます。
 
この間、鼻上げを見た事はありませんでした。
 
この時期は、
気温が上がりだした時期とも重なります。
水温上昇によって、
溶存酸素量が下がっていたんだと思います。
 
私は、当初、外部フィルターには、
ケンミジンコが沢山いる事を知っていたので、
吐出口から出てくる、ミジンコを食べているのか、
と考えていました。
 
全く見当違いだった様です。
あの時に、酸欠についての知識が今程あったら、
違和感に気がついたと思います
 

 
もうひとつ考えているのは、ホテイソウです。
彼らの鉢には、ホテイソウを浮かべています。
 
これは、水質改善と隠れ家として入れてました。
去年は齧られて余り増えなかったのですが、
今年は余り食べられず、とても元気でした。
 
その結果、何度間引いても、
すぐに水面を覆ってしまう状態でした。
 
これにより、水面の表面積が制限されて、
溶存酸素が増えにくい要因になったと
考えています。
 
私が金魚を飼育している鉢は、
間口の直径70センチです。
 
風も通るし、水面も広い、
吐出口で多少水面も揺れる。
酸素は大丈夫だろうと思っていました。
 
 
去年、酸欠の問題が発生しなかったのも
失念していた理由の一つです。
 
当時は、むしろ水質悪化が著しく、
そちらに注力していました。
 
良く考えれば、去年は、
今以上に水換えをしていたのと、
現在の外部フィルターではなく、
投げ込みフィルターを使っていたりと、
酸欠になりにくい環境だったと思います。
 

 
 
今回改めて思ったのは、
経験が無いからこその技術に頼るべきだ
という事です。
 
調べていて知ったのですが、
溶存酸素検査キットという物があります。
 
アクアリウムにおいて、
病気や、不調の判断は本当に難しいと思います。
 
特に、周囲に詳しい人がいない限り
頼る事も、聞くことも出来ないので、
ネットで調べる以外、対抗手段がありません。
 
なので、客観的に判断する手段がある事は
とても心強いです。
 
 
溶存酸素量を計測出来るのは知っていましたが、
数万円以上する機械が必要だと思っていました。
 
今回、使い切りの検査キットがある事を知って、
今後のためにも購入しました。
 
私が見つけたのは、
「sera O2テスト」
「共立理化学研究所 溶存酸素(DO)キット」
の2つです。
 
私は溶存酸素(DO)キットを選びました。
使用方法が簡単で失敗が無さそうだったからです。
 
 
どちらも、メリット、デメリットがあるので、
購入を検討する際は、その辺を踏まえて考えたらいいと思います。
 
メリットデメリットを簡単に言うと、
 
O2テストは、
60回の計測が出来ます。
ただ、2種類の試薬を混ぜたり、手間がかかります。
水の色ではなく、沈殿物の色で判断と言うのも、
難しそうだと思ってしまいました。
 
 
溶存酸素(DO)キットは、
10回しか計測できません。
使用回数が少ないので、割高です。
ガラスのアンプルに入っているので、
落としたり、搬送の状態によっては割れます。
 
ただ、こちらは検査が簡単。
飼育水に浸し、付属の容器の中で、
アンプルの先端を押し割るだけです。
あとは、アンプル内の色をシートと見比べるだけ。
 
何を重視するかなので、ご自身に合ったものを、
選ばれればいいと思います。
 
酸欠が考えられる時や、
何が原因か分からないけど、
金魚などの様子がおかしい時などの
判断材料として、1つ常備しておくと、
安心と原因究明にとても役立つと思います。
 
(自宅でDOキットを使用した時の写真)
 
 

 
 
今回の事があって、
学んだ事と、気がついた事を
まとめてみました。
 
酸欠は、この時期、
室内、屋外共に起きる、
アクアリウムの課題のひとつだと思います。
 
今回のブログが
誰かの役に立つ情報となったなら幸いです。
 
 
「紅」を送ることになってしまったのは、
正直、悔しく思っています。
 
しばらく、泣きましたが、
まだ「白」がいます。
 
元々、「白」は転覆気味な様子で、
「紅」に比べて食も細い印象なので、
慎重に見守っていきたいと思います。
 
願わくば、老衰で、天寿を全うさせてあげたい、
その為に、出来る限りのことをしていこうと思います。
 
ブログはマイペースに続けていきたいと思います。
それではまた。
 
ヒゲナスビ