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BSE未検査の牛肉を保管 岐阜県が丸明の流通実態調査へ

食肉卸販売業「丸明」(岐阜県)による飛騨牛偽装事件に絡み、岐阜県は10日、同社が保存した冷凍肉の一部が加工から10年前後経過したまま保管されていたことを確認した。こうした牛肉は2001年から実施された牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査を経ておらず、県はすでに流通させた牛肉がないか調べるとともに在庫の処分を指導する。

 県などによると、飛騨牛の偽装問題を受け、日本農林規格(JAS)法などに基づいて6月下旬に実施した立ち入り調査で、同社本社などの冷凍庫2カ所に古い冷凍肉が保管されているのを確認。牛肉を入れた段ボール箱に「1995年」や「99年」など加工年とみられる記載があったという。

 全頭検査前の牛肉でも脊髄などの特定危険部位が取り除かれていれば危険はないが、極端に古い肉の販売は食品衛生法上問題があるとして、県は在庫の管理実態や仕入れの経緯を調べている。


BSE感染の有無を調べる全頭検査が始まったのは、2001年10月。古田知事は、県が実施中の立ち入り調査で、加工年月日が01年9月以前の肉が工場にあったことを認めた上で、未検査牛の肉が流通した可能性については、「確認作業を急いでいる」とした。

 発見当時の状況について、知事は「満杯になっている倉庫の奥にあった」とし、今後、工場の出荷伝票など帳簿類との照合作業を進めるものとみられる。

 大量保管された消費期限切れ肉について、丸明の元従業員は「8年前の古い肉を保管していた」「社長の指示で冷凍の古い肉をミンチ材にまぜて加工した」などと証言している