2008年上半期に読んだ本 | ☆★☆ジュエリーボックス☆★☆

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なんとなーく過ぎて行く毎日。でも、きっとキラキラした想い出もあるはず♪そんな私の宝物(想い出)をぎっしり詰め込んでます。

久々に読んだ本のご紹介。最近読んだ本もあるけど、とりあえず上半期に入れちゃいます。

東野圭吾の直木賞受賞作『容疑者Xの献身』は期待して読んだものの、ちょっと拍子抜けでした。良くできてたけど、確かに驚かされるトリックではあるけれど、でもアレは反則だろ~!
昔の圭吾の本のが驚かされた気がするし、昔の作風の方が好き。最近は何だかお涙頂戴系によってて微妙。。。

しゃばけシリーズは安心して読めます。外れなし!色んな人との出会い&別れを経験して段々大人になってく一太郎。この先も楽しみ♪

三津田信三の『首無の如き祟るもの』はこのミス上位だったのと横溝好きにピッタリな雰囲気を醸し出してたので手に取ってみました。オチは何となく読めたものの、最後のどんでん返しとオドロオドロしい雰囲気にやられた!他のシリーズも読みたいと思います。

久々に読んだ京極作品『後巷説百物語』は直木賞受賞に相応しい作品でした!巷説シリーズ読んでる人はかなりニヤッと出来るかと。最後は泣いちゃったよ~。

米村圭伍の退屈姫君シリーズは江戸時代を舞台にしたドタバタ劇。若干エロネタありなので好き嫌い分かれるかも。同じ時代物のしゃばけシリーズの方がオススメですね~。でも、八雲シリーズとともにサクっと読めるので退屈しのぎにはもってこいかな。

石持浅海の『君の望む死に方』は『扉は閉ざされたまま』の続編。と言っても探偵役が一緒なだけなのでこれだけ読んでも別に支障はないです。若干過去の事件についても触れられてるから前作読んでからの方が面白いとは思うけどね。
世界一共感できない探偵碓氷優佳は相変わらずでした。ここまで魅力を感じない女性も珍しいような…
前作のラストもどうかと思ったけど、今作はその上をいってた。叙述シリーズ三部作らしいのであと一作出るみたいだけど、次作ではもうちょっと人間味のあるとこ見せて欲しいな~。

高野和明の『6時間後に君は死ぬ』はWOWOWでドラマ化されるのを知り、ストーリーが面白そうだったので読んでみました。
題名だけ見ると怖そうだけど、実際は心温まる短編集でした。全編に登場する圭史のふんわりと優しいキャラクターが効いてます。
何も起こらない事が幸せ。ほんとそうだなぁって思いました。

劇的な事は何もないけれど、こうして穏やかに本を読める毎日に感謝です。特に良かったのは『時の魔法使い』と『恋をしてはいけない日』の2編。個人的には美緒が出てくる『3時間後に僕は死ぬ』も好きです。

東野圭吾
・容疑者Xの献身★★★★

畠中恵
・ゆめつげ★★★☆
・ちんぷんかん★★★☆
・いっちばん★★★☆

三津田信三
・首無の如き祟るもの★★★★

京極夏彦
・後巷説百物語★★★★

今野敏
・残照★★★☆
・陽炎★★★
・最前線★★★☆

神永学
・心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの★★★★
・心霊探偵八雲3 闇の先にある光 ★★★☆
・心霊探偵八雲4守るべき想い★★★
・心霊探偵八雲5つながる想い★★★☆

米村圭伍
・退屈姫君伝★★★
・退屈姫君 海を渡る★★★
・退屈姫君 恋に燃える★★★

石持浅海
・君の望む死に方★★★

高野和明
・6時間後に君は死ぬ★★★☆



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