母乳を増やすため、双子出産準備クラスで耳にした「Power Pump」(パワーパンプ)をすることにしてみた。


搾乳機のことをBreast Pump(ブレスト・パンプ)と呼ぶことから、搾乳することを俗に「パンプする」と言うのだが、パワーパンプはまさにパワー搾乳。


乳房を空っぽにするだけでなく、頻繁に搾乳することで、「もっと乳を作らなきゃ!」という指令を脳に出すのが目的。


必要なものは、搾乳機と時間(1時間)。


やり方:

両胸を20分搾乳
10分休憩
両胸を10分搾乳
10分休憩
両胸を10分搾乳

以上。


これを1日最低1回、できれば2回やる。それを2-3日続ける。


ラクテーションコンサルタントによって、搾乳時間と休憩時間が異なるけれど、大体1時間続けるところは共通している。


実はこれを書いている今もパワーパンプ中。
これまで4-5回パワーパンプをしたが、たしかに母乳が増えたように思う。


「次の搾乳までに絞らないと与えられる乳がない!!!」という切迫した状況はほぼなくなり、常に1回分の予備を冷蔵庫に残しておけるようになったし、実際、100ml、時には200mlの余分な母乳を冷凍することができる日も、毎日ではないけれど2-3日に1度あるようになった。そう、母乳の貯金。貯金があるって安心。


パワーパンプに加えて、母乳を増やすと言われているフェンネル(Fennel)やフェヌグリーク(fenugreek)というハーブが主成分のお茶(写真参照)を日々がぶ飲みしている。





16ティーバッグで5ドル強なので、安くはないが、これが結構効き目あり。同じく新生児を抱える友人が母乳不足に悩んでいたので、このお茶を薦めたところ、彼女も母乳が増えたと喜んでいた。



そんなわけで、なんとか今も母乳だけでやりくりできてしまっている。でも「母乳育児、楽勝」なんて余裕ぶっこける状況からは程遠い。授乳後の搾乳をサボったり、夜の搾乳をサボったりすると、途端に自転車操業に転落する。


母乳の量に関しては、こんな感じでなんとかなりそうだけれど、ここ最近の課題は、どのように哺乳瓶での授乳から、直接授乳中心に移行していくかということ。


これに関しては、やはりラクテーションコンサルタントのお世話になるしかないかなと思う。ラクテーションコンサルタントも玉石混交。友人や信頼できる医師からの推薦がないとなかなか決められない。大抵、コンサルテーション料金は$250と高額。手持ちの保険のネットワーク内のコンサルタントなら、保険がカバーしてくれるものの、無駄な時間にはしたくない。


友人から双子授乳指導経験のあるラクテーションコンサルタントを紹介してもらったので、来週あたり来てもらおうかなと思う。「当たり」であることを願わずにいられない。