邪魅の雫おもしろくない
半分くらいまで読んだがどうにもこうにも
つまんない原因はたぶん大鷹。
メイン語り部なのだが魅力ないなあコイツ
愚鈍なのである
榎木津が言うところの愚鈍ではない
おれたちが言うところの愚鈍。
つーわけで邪魅の雫は一時中断
スピンオフを読む
オビの文句にヤラれた。
「待たせたな。僕だ。うははははは」
完全に榎木津。
その通り、榎木津のお話。
でもメイン語り部は榎木津じゃなくて本島くん。
またの名を本権(もとごん)、遠山金五郎、本島ゴンザレス、馬之介等々
ゴンザレスってなんだよという感じではあるが、アダ名王の榎木津さんは
メイン登場人物以外はテキトーに呼ぶ。
メインでもたまにテキトーになる。
一番の被害者は何と言っても益田だろう。
益山、馬鹿オロカ、カマオロカ、マスカマオロカ、などというカマドウマめいたものから、
極めつけは「エチオピヤ人のマスカマダ・カマスカス」である
この辺りのセンスは50巻~80巻あたりのこち亀に非常によく通じるものがある。
キャラが立ってよかったね。益田くん
さて作品の方ですが、3部に分かれてはおりますが
榎木津vs羽田隆三という一つの大きな流れになっております
あの手この手で榎木津に一泡吹かせようとする羽田老人ですが、
榎木津には何一つ通用しないのであります
本島や益田には勝てるけど、榎木津にはどうしても勝てない羽田老人でした
予測するに、登場人物で一番人気の榎木津さんでありますが
おれは他の人物も充分に魅力的だと思っております。
関君は暗いからややニガテだけど、木場、京極堂、今川、伊佐間あたりをフィーチャーしても
面白いんじゃないかと思います
どういう話になるのかはわからんが。
あとこの作品、各話の各章に同じテーマが使われています。
一話・五徳猫は「右」
各章が全て右についてのセリフで始まります
二話・雲外鏡は「卑下」
こちらは始まりではなく文中に散りばめられていますが
「しがない図面引き」など、自分を卑下する文句が共通して使われています
三話・面霊気は「釈然」
釈然としない、という事についての文章で各章が始まります
どうやら読む順番を間違えたようで、
百器徒然袋・雨のほうが先の話みたいです
まあ大勢に影響はない。と思う。
この作品で「榎木津」というキャラはすっかり確立したんだと思う
京極堂シリーズの登場人物って、作品を追うごとにキャラが立つんだよね
たぶん京極夏彦が後付で肉付けしてるんだと思うけど。
鳥口と敦子くらいじゃないのかなあ。最初からキャラがあまり変わらないのは。
青木とか木下はキャラが変わらないと言うよりはキャラがないみたいな感じ。
それはさておき、前から考えていたのだが
京極堂シリーズの登場人物のモデルを勝手に当てはめてみようと思う
まずは京極堂。

「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
これはおれ以外にも思ってる人いると思う
芥川龍之介。
お次、関君。

「背の高い人は見晴しの良い高さで世間を見られるかも知れないけど、
小さい者は落とし物がすぐに拾える」
生まれて、すみませんの太宰
ネガテヴの塊のような感じがしっくりきます
お次、榎木津。

「待たせたな!僕だ。うははははは」
なんとなく貴公子っぽくて、剽軽もいける二枚目というとこの人が近い。
「マスカマ、倍返しだッ!神の裁きだ!」
ほら、なんとなくそんな感じ。
次、木場。

「コラ、古本屋」
文中の描写「四角」とはだいぶ遠いのだけど、
最初読んだ時からどうにも優作っぽいなあと思った。
ハードボイルドな感じがシンクロするのかな。江戸っ子、ってカンジでもないけど、
口が悪くて不器用で情に厚い、というところかな。
こんなとこかな。
他にも何人かこんな感じかな、と言う人もいるのだけど
この4人ほどピンとはきてない。
なんと、京極堂シリーズもスピンオフ含めて読んでないのはあと2冊となってしまったようである
邪魅の雫、と、今読んでる百器徒然袋―雨。どっちも途中。
新作出ないスかね。京極センセー。
あ、多々良先生行状記も面白かったです。あれも続編を読んでみたい。
そーだ、多々良先生もこの人だろ、ってのがあった。

「ふん、そんなことも知らないのか君は」
描写だと短身の肥満ですが、振る舞いから見るに荒俣宏しか思いつかない。
あんなに無鉄砲じゃないけどね。荒俣センセイ。
半分くらいまで読んだがどうにもこうにも
つまんない原因はたぶん大鷹。
メイン語り部なのだが魅力ないなあコイツ
愚鈍なのである
榎木津が言うところの愚鈍ではない
おれたちが言うところの愚鈍。
つーわけで邪魅の雫は一時中断
スピンオフを読む
オビの文句にヤラれた。
「待たせたな。僕だ。うははははは」
完全に榎木津。
その通り、榎木津のお話。
でもメイン語り部は榎木津じゃなくて本島くん。
またの名を本権(もとごん)、遠山金五郎、本島ゴンザレス、馬之介等々
ゴンザレスってなんだよという感じではあるが、アダ名王の榎木津さんは
メイン登場人物以外はテキトーに呼ぶ。
メインでもたまにテキトーになる。
一番の被害者は何と言っても益田だろう。
益山、馬鹿オロカ、カマオロカ、マスカマオロカ、などというカマドウマめいたものから、
極めつけは「エチオピヤ人のマスカマダ・カマスカス」である
この辺りのセンスは50巻~80巻あたりのこち亀に非常によく通じるものがある。
キャラが立ってよかったね。益田くん
さて作品の方ですが、3部に分かれてはおりますが
榎木津vs羽田隆三という一つの大きな流れになっております
あの手この手で榎木津に一泡吹かせようとする羽田老人ですが、
榎木津には何一つ通用しないのであります
本島や益田には勝てるけど、榎木津にはどうしても勝てない羽田老人でした
予測するに、登場人物で一番人気の榎木津さんでありますが
おれは他の人物も充分に魅力的だと思っております。
関君は暗いからややニガテだけど、木場、京極堂、今川、伊佐間あたりをフィーチャーしても
面白いんじゃないかと思います
どういう話になるのかはわからんが。
あとこの作品、各話の各章に同じテーマが使われています。
一話・五徳猫は「右」
各章が全て右についてのセリフで始まります
二話・雲外鏡は「卑下」
こちらは始まりではなく文中に散りばめられていますが
「しがない図面引き」など、自分を卑下する文句が共通して使われています
三話・面霊気は「釈然」
釈然としない、という事についての文章で各章が始まります
どうやら読む順番を間違えたようで、
百器徒然袋・雨のほうが先の話みたいです
まあ大勢に影響はない。と思う。
この作品で「榎木津」というキャラはすっかり確立したんだと思う
京極堂シリーズの登場人物って、作品を追うごとにキャラが立つんだよね
たぶん京極夏彦が後付で肉付けしてるんだと思うけど。
鳥口と敦子くらいじゃないのかなあ。最初からキャラがあまり変わらないのは。
青木とか木下はキャラが変わらないと言うよりはキャラがないみたいな感じ。
それはさておき、前から考えていたのだが
京極堂シリーズの登場人物のモデルを勝手に当てはめてみようと思う
まずは京極堂。

「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
これはおれ以外にも思ってる人いると思う
芥川龍之介。
お次、関君。

「背の高い人は見晴しの良い高さで世間を見られるかも知れないけど、
小さい者は落とし物がすぐに拾える」
生まれて、すみませんの太宰
ネガテヴの塊のような感じがしっくりきます
お次、榎木津。

「待たせたな!僕だ。うははははは」
なんとなく貴公子っぽくて、剽軽もいける二枚目というとこの人が近い。
「マスカマ、倍返しだッ!神の裁きだ!」
ほら、なんとなくそんな感じ。
次、木場。

「コラ、古本屋」
文中の描写「四角」とはだいぶ遠いのだけど、
最初読んだ時からどうにも優作っぽいなあと思った。
ハードボイルドな感じがシンクロするのかな。江戸っ子、ってカンジでもないけど、
口が悪くて不器用で情に厚い、というところかな。
こんなとこかな。
他にも何人かこんな感じかな、と言う人もいるのだけど
この4人ほどピンとはきてない。
なんと、京極堂シリーズもスピンオフ含めて読んでないのはあと2冊となってしまったようである
邪魅の雫、と、今読んでる百器徒然袋―雨。どっちも途中。
新作出ないスかね。京極センセー。
あ、多々良先生行状記も面白かったです。あれも続編を読んでみたい。
そーだ、多々良先生もこの人だろ、ってのがあった。

「ふん、そんなことも知らないのか君は」
描写だと短身の肥満ですが、振る舞いから見るに荒俣宏しか思いつかない。
あんなに無鉄砲じゃないけどね。荒俣センセイ。