という本をたまたま見つけて、こいつは面白そうだと。
一冊まるまるホラー映画のお話。しかも書き手はあの荒木飛呂彦。

荒木先生はホラーというのは必ずしもゾンビやゴースト、スプラッタ描写などが含まれているモノではなく、
人を怖がらせるというのがホラー映画の定義であるとおっしゃられています。
(なぜか荒木飛呂彦にはへりくだった言い方になってしまう)
冒頭で映画「プレシャス」について語っていますが、まさにその定義に当てはまるので「プレシャス」はホラーだと言うことですね。
もちろん、「プレシャス」はヒューマンドラマとして分類されているものですが、同時にホラー映画としての側面も持っていると。

つまり、ホラーだけでなく、あらゆるジャンルというのは複合して然るべきだと言うことなのだと思います。

まあそれはさておき、これを読んだらホラー映画が見たくてウズウズしてしまう。
早速TSUTAYAで何本かまとめて借りました。

ゾンビ映画のクラシック「サンゲリア」
構築系ホラー「ファイナル・デスティネーション」
ゾンビ?系モキュメンタリー映画「レック」「レック2」

そしてなんだか気が滅入りそうだったのでもう一本何か欲しい・・・と選んだのが「告白」
あまり系統が変わらないような気もする。もっと明るいのにしておけばよかったかなあと。

一本ずつ行こう。まずはサンゲリア。
イタリアのゾンビ映画の古典です。古典だけあって派手なエフェクトや特殊効果は使われていませんが、
音楽やカメラワーク、そして当時にしてはリアルな残虐シーン。充分に見られます。
ただ、「それは○○したらいいんじゃないか」「なぜそうする」というような流れも幾つか散見されて、まあそれも含めてクラシックだなあ、と言う印象です。
一つだけ挙げると、「死体ってそんな浅いトコに埋まってないだろw」

お次にファイナル・デスティネーション。
予知夢によって事故を逃れた高校生+先生総勢7人が死の運命と戦います。
戦いますっつっても最初の3人くらいまではただ死んでいくという感じ。
荒木飛呂彦先生は「構築系ホラー」と定義していましたが、言い換えると「ピタゴラスイッチホラー」でもいいと思うw
あっちがこうなってこっちがこうなってハイ、オシマイ、というか。
この映画でも「なぜそうしないんだろう」というシーンが幾つかあります。映画っていうのはそう思わせてはいけないんじゃないか、とも思う。
一つ挙げると、なぜ主人公は死の順番とそのルールを周知しなかったのかと。
そのおかげでFBIには追われるし、いいこと無しです。
続編が幾つか出ていますが、ルールは基本的に変わらないようなのでマンネリに陥っているようです。
まあ、「どうやって死ぬか」というのがこの作品の見どころなわけで、ストーリーという部分はあまり関係ないのかもしれません。

お次、レック及びレック2。
荒木飛呂彦の本の最後には取り上げた映画の一覧が載っていて、それを参考にDVDを借りました。
ひと通り本は読んだけど、どの映画がどういう話かというのは細かくは憶えてないのです。
このレックも「どういうのだっけなあ」という気持ちで見ました。
大分類ではゾンビ映画に入るのかな。ブレアウィッチ的なモキュメンタリ手法も取り入れていますが、
あっちほど大雑把な作りではないと思います。
荒木飛呂彦も書いてましたが、これはぜひ1と2を続けてみるといいと思います。

これは1を見終わって、自分は映画を見終わった後にwikipediaやファンサイトでネタバレを見るのが好きなのですけれど、
どうやら自分が借りたのはハリウッド版リメイクの1と、オリジナル版(スペイン制作)の2だったようです。
たぶん大筋は変わらないんだろうけど・・・ハリウッド版の2も出るのかな。
ただ、話の筋が同じとして、どっちがオススメかというとオリジナルのスペイン版のほう。
理由の一つに「ヒロインのルックス」があります。

こっちがスペイン版。
$Either/Or

こっちがハリウッド版。

$Either/Or

ハリウッド版も、もちろんブサイクというわけではないんだけど、
スペイン版が美人さんすぎてビビった。
美人さんが恐怖におののくというのはたまらないものがあります。ヒヒヒ。

1で受けた印象と、2を見ていて知る真相はかなり大どんでん返しというか、そうなの!?という気持ちです。
なんと続編が4まで予定されているようです。これはぜひ劇場に見に行きたい。

まだまだ見たいホラーがあるので、しばらく見る映画はホラー漬けになりそう。
あ、ついでに借りた「告白」ですが、これもまたすさまじい映画でした。必見。ホラーではないけど。

あと、この本を読んでいて、挿絵を書いている人も荒木さんなんですが、
荒木さんって絵がうまいんだなあ、と思った直後、荒木飛呂彦なんだからうまくて当たり前じゃねえか、と気づきました。
この本読んでると著者が漫画家って事を忘れてしまいます。