誰かに勧められて、映画「クラッシュ」を見た。
あらすじだけ聞いたら、マイケル・ダグラスの「フォーリングダウン」(だっけ)みたいな、
プッツンバイオレンス映画なのかと思っていました。

全然違って、深い映画だった。

主役というものがいなくて、えーと何人だ。
メイン登場人物が以下の通り。

・黒人の刑事。チンピラの弟がいる。
・白人のベテラン警官。人種差別主義者。
・白人の若手警官。まっすぐ。ベテラン警官に反目。
・黒人のテレビディレクター。穏やかな性格。女房をベテラン警官にセクハラされる。
・黒人のチンピラ。車の窃盗がメインのシノギ。黒人刑事の弟とつるんでいる。
・ヒスパニックぽいカギ屋。家族持ち。やさしい。
・ペルシャ系の老人。短気。

他にもいろいろ出るけど、話の筋はこの7人。
それぞれ悲劇を起こしそうになるんです。
でも悲劇は起きない。ギリギリで最後の線を超えない。

ところが、最も悲劇を起こしそうになかった若手警官が・・・。
見てて「チッ」と舌打ちしてしまった。あれは悲しい。

ベテラン警官がマジでイヤなヤツで、「これ、演じてる人が黒人から迫害されんじゃねの」
ってくらい横暴なのですが、ちゃんとフォローがあって安心。

カギ屋の子供のくだりは本当に良かった。

うまくまとめられないですね。
10点満点で8.5点。良かった。