映画『さや侍』、見てきました。
今回で3本目の、松本人志監督作品。自らは出演せず、主役は野見さん・・・「働くおっさん劇場」に出ていた、いわば素人同然の人だ。
子ども・たえ役に熊田聖亜ちゃん。その他出演者には、りょうさん、板尾創路さん、國村隼さん、伊武雅刀など。
母君を亡くした若君を笑わせれば無罪放免。しかし、30日をもってしても笑わせられなければ切腹・・・その為、さやしか持たない侍は、笑わせる為に一生懸命に・・・いや、寧ろ侍としては生き恥をさらす羽目になる・・・
終わりは見てのお楽しみだが、物語中での裏切り方は、松本人志らしい。映画見ていて「巨人殺人」を思い出したが、その辺の裏切り方に近かったのかも・・・いや、僕が勝手に、そう結び付けてるだけかもしれないが・・・
野見・たえ・門番の掛け合いで、話は進展する。
たえが良いんだよ・・・叱って怒って、泣いて笑って、一生懸命、父を侍としてたてようとしてるのが感動する。
(まぁ、この辺り、笑いのカラクリがある訳だが、それは映画館で見てください)
また、お殿様と家老の掛け合いも、密かに楽しめ、見逃せない。
単に笑いの総集編ではないってとこが、この映画の良かったところ。難しい話じゃなく、誰もが理解しやすい。・・・まぁ、どこかで「なんだこれは!?」って感覚にはなるかも知れないけどね(笑)
・・・しかし、もしこれもハリウッド化されたら、誰が野見侍を演じるのか?日本人でも、すでに出来上がったイメージがある為、これに変わる存在はと言うとなかなか難しいだろう。
・・・そうなるかどうかはまだ先の話ですね。