結果 ダイワスカーレット―アドマイヤモナーク―エアシェイディ (13-14-6)
8枠同士の連対決着とは、ちょっと想像出来ませんでした。過去にも例が無いのでは・・・?
ダイワスカーレットが逃げる形。その後ろをカワカミプリンセス、メイショウサムソンアサクサキングスが追走。マツリダゴッホ、エアジパングは中団。最後尾にアドマイヤモナークといった流れ。
バックストレッチまではそのままの流れでしたが、3コーナーに差し掛かった辺りからカワカミプリンセスが囲まれ、少しずつ後退していく。マツリダゴッホは中団やや後ろから外を回っていく。メイショウサムソンが進出していくが、なかなか先頭に並べない。ダイワスカーレットは全く止まる気配を見せない。
直線、最終コーナー付近から大外を一気にアドマイヤモナークが追い込みにかかる。ダイワスカーレットは最内のまま、最後の粘りを見せる。エアシェイディ、スクリーンヒーローが併せながら真ん中を駆け抜けようとするが、ダイワスカーレットに届かず、アドマイヤモナークがエアシェイディを抜いたところで、ダイワスカーレットが先にゴール板を駆け抜けた。
牝馬による有馬記念制覇は、37年前のトウメイ以来。昨年、牝馬による日本ダービー制覇をウオッカが64年ぶりに果たしたが、ダイワスカーレットも歴史に名を残す牝馬となった。ここに、改めて、今年の天皇賞・秋でのこの2頭の競り合いが、凄まじいものだったと否応無く脳裏に浮かぶ。
また、8枠に入った馬が勝つのも、2003年12頭立てだった時の、12番シンボリクリスエス以来。とんでもなく強い馬が入れば、負けない枠なのか・・・優勝か惨敗しかない枠だ。
ダイワスカーレット自身、12戦8勝2着4回と、3着以下に落ちていないのも、驚かされる。抜群の安定感を誇っている。
(これに抵抗した馬券を買うのが、そもそも間違っているんですね・笑)
アドマイヤモナークを2着まで持ってきた川田騎手も、成長著しいものがある。今年、皐月賞を制覇し、初G1優勝がクラシックというのも箔がつく。来年も楽しみな存在だ。
エアシェイディ、7歳だが、中山巧者であり、このコースを得意とする騎手の一人・後藤騎手にも導かれ、サンデーサイレンス産駒いまだ健在というのを見せ付けた。
この有馬記念がラストランだったメイショウサムソンは8着。オグリキャップの様なラストラン優勝を飾ることは出来なかった。奇しくも、ゼンノロブロイのラストラン8着と同じとなってしまった。
さて、この有馬記念、馬券の配当額で、最高配当を更新したものがある。
ワイド 28200円(6-14)、 3連単 98558円(13-14-6)
この不況の中、少しは潤わせてもらったという方、おめでとうございます。
中央競馬、今年の番組は、今日で終了した。来年は、どんな馬が登場し、どんなドラマをもたらしてくれるのか、非常に楽しみである。