芥川賞受賞した『川上未映子』の処女作。
この人のは初めて(と言うか流行物自体余り買わないですが)で、買った理由は何と無く(笑)
本来、私の柄では無いのだよ…と、読後。分かるような分からんような内容。まぁ、あるあるというものや、なるほどと思う部分もあるが、そこにある視点や感じ方が魅力なのかなと。面白いかと言うと、ビミョーな(笑)

それ以前に、この関西弁がどこまで認知されているのが一番の疑問。文章だと関西人でも読み易いとは言い難い…

そして、独特な言葉達の羅列・配列・リズム感。
適当!?と思える中にもしっかり比喩が散りばめられていて、今思えば、ダウンタウン松本人志『ビジュアルバム』に似た感覚なのかなと。ピンと来るものが在るか無いか。言葉達各々のイメージを形に出来るかどうか。

知識・教養以上に、読者が言葉から連想する情報にどれだけの許容範囲があるかに尽きる…

そういう意味で、
『わたくし率 イン 歯ー、または世界』か…
たった今タイトル納得(笑)

あくまで個人的感想。
人それぞれ感じ方違うでしょうからね。
私はこう思う。それ以上もそれ以下も無いですから。