『凱旋門賞』

春に予定されていた
『ウオッカ』・『メイショウサムソン』は
馬インフルエンザの影響により取り止め。なんとも残念な事…
（勝利は、古馬勝利が実に五年振りとなった、四歳馬
『ディラントーマス』）


しかし、昨年の出走馬である
『ディープインパクト』
彼は、人生の教訓を残している。
それは
『慣れない事はするな』
『パターンを崩さない事』
ＧⅠを狙う正攻法…ステップレースがあり、それが王道である。

しかしディープインパクトは、凱旋門賞へ直行。過去、凱旋門賞で半馬身差の二着と、最も近付けた名馬『エルコンドルパサー』でさえ、海外に長期滞在して海外レース慣れさせての挑戦だった。
『宝塚記念』から３ヶ月以上休養、ストレスの多い輸送を経てのＧⅠは酷というものだった。

さらに、実際のレースで…
スタートしていきなり先頭にたってしまう。

ディープインパクトの過去のレースは、馬群の中団以降～殿でのスタートばかり。
負けず嫌いな性格と、そこから繰り出される『飛んでいる』追い込みが持ち味。

しかし凱旋門賞で先頭に立ち、モチベーションはもうそれ以上は上がらない。
ディープインパクトの中ではその時点でレースが終わってしまったのだから。

正しい手順・道程があり、そこを自分に適した手段で歩む。
状況が変わろうと自分の手段は容易に変えない事。

『こつこつ真面目に』