1937年に出版されて以来、多くの人に読み継がれてきた、吉野源三郎著の「君たちはどう生きるか」。
通常版と漫画版の2種類ありますが、通常版を、今さらながら、読了。
通常版でも、主人公のコペル君が、友達やおじさんと会話するシーンが多く、漫画版の挿絵も所々にあるので、仕事の合間や移動時間に読めてしまいます。
本作は、1937年刊行だけあって、”活動写真”や”省線電車”といった、耳慣れない言葉も出てきますが、本質は、人間としてどう生きるのか、という点にあるため、今の時代になっても、全く色褪せずに、訴えかけてくるものがあります。
読者は、コペル君の体験を通じ、自己の人生を顧みたり、もし将来、自分の身にこのようなことが起きたらどうするか、と想像することでしょう。
若者はもちろん、大人になっても、時々読み返したくなるような本だと思います。
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君たちはどう生きるか
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なお、漫画版はこちらです。
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漫画 君たちはどう生きるか
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