この記事は、「週刊 日本知財の夜明け」の記事を転載したものです。ご登録いただくと、このような記事をいち早くご覧いただけます。
バブル? ビットコインで“自分の価値”売り出す「VALU」人気
投機的な動きも……運営元が対策
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/08/news105.html
ついに、個人が株式公開される時代になったようです。
ビットコイン、イーサリアム、リップル等を始めとする様々な暗号通貨が発行されて盛り上がりを見せる中、トークンエコノミーも流行の兆しを見せています。
そんな中5月31日に「VALU」のベータ版が公開されました。
簡単にいうと、個人が模擬株式を発行し、個人の価値を取引するというものです。売買はビットコインでのみ可能で、個人が考えた優待をつけることもできます。
ブロガーとして有名なイケハヤ氏は、3日で1,000万を調達したとこのこと。
実は、昨年8月に、この「人間株式公開」のリリースは予想されていました。
「近い未来、人間株式公開のようなものがブロックチェーン上に発行されるトークンで行われるようになるかも知れない。」
Think Nomad
http://junyahirano.com/archives/745
資金の調達方法も、銀行や公庫融資、消費者金融、家族親戚などからクラウドファンディングに発展し、さらに個人の価値を売り出すところまできたかと思うと、本当にすごい時代だと思います。
私も早速、自分のVALUを公開していますので、ご興味のある方はどうぞ。
現在の売り出し価格は、1VALU=0.002BTC(本記事執筆時現在約560円)。優待はまだ考え中です。
https://valu.is/takuyaarakawa
私自身も友人のVALUを購入し、その行く末を楽しみにしているところです。
ただし、問題もないわけではなく、『ソーシャルメディアのフォロワー数・友達数』は、個人の本来価値を算出するには偏りが大き過ぎると思います。
また、リリース当初は24時間売買可能で、値幅制限もなかったことから、投機目的の売買が行われる可能性や、協力して値段の吊り上げが行われる可能性などがありました。
現在は、取引時間が平日9時から18時となり、値幅制限も設けられ、最初のVALUの売り出し量にも一定量に定められており、少しずつ安定してきているようです。
今後、「VALU」がどのように成長・発展していくか見守っていくと共に、私自身も「VALU」とは無関係に市場価値をあげる努力を続けていこうと思います。
そう考えると、この「VALU」や「転職サイトでオファー数や提案される給与を確認すること」は、自分の市場価値を客観的に把握できると同時に、自身の成長のモチベーションを上げる一つの手段となり得るかもしれませんね。