(2016.08.03 東洋経済オンライン)
「アイデアを借りてくる」というと、とても簡単そうですが、この記事にいう「アナロジー思考」は
そう単純なものではありません。普通の人は、巨大な集塵機の仕組みを、小さなサイクロン式掃除機に搭載しようという発想自体が出てこないでしょう。
特許における進歩性の判断は、「その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者」(当業者)を基準として、公知発明に基いて容易に発明をすることができたか否かにより判断しますので、突拍子もない考え方である「発想」や「ひらめき」は、意外と特許になる可能性を秘めていると思います。
当業者は、年齢や経験を重ねるごとに、つい固定概念にとらわれてしまいがちですが、常に柔軟な考え方をする方が、新しい発見があったり、問題が生じたときに解決策を見いだせるのかもしれません。
「進化論」で有名なダーウィンも、「この世に生き残る生き物は、変化に対応できる生き物だ」と言ったとか言わないとか。
技術や流行りが目まぐるしく変化する昨今。常に柔軟な考え方を持ち合わせていたいですね。
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