弁理士試験の受験生の方は、7月3日に論文必須試験を終えられ、7月24日に論文選択科目があるので、正に試験まっただ中ですね。
暑い中での試験は、本当に大変だと思いますが、体調を崩さないよう、頑張ってください。
さて、知的財産に関する資格としては、弁理士の他に、「知的財産管理技能士」というものがあります。
弁理士試験は、代理業を行う者としての法律知識を問われる傾向にありますが、知的財産管理技能士試験は、企業や団体の内部にいる者が、自社や自己団体の知財をどう管理・運営するか、といった知識を問われる傾向にあります。
知的財産管理技能検定には、3級から1級まであり、1級は特許専門業務、コンテンツ専門業務、ブランド専門業務に分かれています。
それでは、各級の知的財産管理技能検定のレベルは、どのくらいなのでしょうか。
私の経験から、弁理士試験に合格できるレベルの人の、知的財産管理技能検定に必要な勉強時間を検討すると…
3級なら、特に知的財産管理技能検定に特化した勉強をする必要はありません。
2級は、営業秘密や独禁法を中心に、試験前1~2週間程度、勉強する必要があると思います。
逆に言うと、これくらいの勉強時間で足りない人は、弁理士試験にも受からない可能性が高いと言えます。弁理士試験へのステップアップとして、どちらもいい試験だと思います。
一方、1級は、かなり詳細な知識を問われるので、相当の勉強量が必要になると思います。
ただし、ここまでくると、弁理士試験とは、かなり方向性も違ってくるので、弁理士試験を第一目標にしている人は、1級は受ける必要はありません。
知的財産管理技能士は、業務独占資格ではありませんが、国家試験の一つです。
もっていると、プロフィールにも書けますし、知財管理能力の証明にもなりますので、これらが必要な方は、受験を検討するのもいいかもしれません。
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