平成27年度の商標審査の質に関するユーザー評価の調査報告書が公開されました。
上記、調査結果の概要では、「5段階評価の3以上の評価の割合が約9割を占める結果となりました。」との記載があります。
しかし、その内、「普通」が38.3%、「概ね満足」が42.1%を占めており、「満足」はわずか5.6%。
具体的には、「識別性の判断」について、不満を感じているユーザーが多いようです。
実際、私も、識別性を否定する根拠として、出願人のWebサイトを引用したりするような、明らかに不合理な拒絶理由通知を見たことがあります。
特許庁には、今後、ユーザーの声をしっかりと考慮した上で、商標審査の質の向上につなげていただきたいと思います。
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