こんにちは!
忠隈第一教室です
アポロではお子さま達への課題として様々な道具が準備されています。そんな課題道具ですが、日々の活動の中で何度も繰り返し扱うと、基本的にやれる事は全部制覇してしまい、お子さま達がやり飽きてしまう日が来てしまうのが常です
例えばこのキューブ積み木の課題!こちらは問題の絵を参考に平面や立体を作る課題となっていますが、用意された全てのパターンを作りきり、飽きがきてしまったお子さま達が辿り着くのはだいたい「どれだけ高く積めるか?」
崩れないように高く積むという挑戦自体は良いものですが、ただなんとなく時間を過ごす為に積み上げては崩し、また積み上げては崩し…高く積み上げようとした分大きな音とともに崩れたり、散らばった積み木を拾い集めたりを繰り返すのは、周りで他の課題に集中しているお子さま達からするとちょっと迷惑だったりしちゃいます
そんなある日、スタッフが一言…「この積み木、斜めに立てる事ってできない?」
「そんな事どうやってやるの?」
「え〜無理でしょ〜!」
何気ない一言に返って来たのは「できるわけない!」の嵐
とは言うものの、実際どうなんだろう…キューブ積み木に飽きていた一人のお子さまがちょっとだけ、と挑戦してみると…
「先生!やってみたらできた」
できるわけないと思っていた本人も周りのお子さま達も、斜めに立った積み木を見てびっくり
「どうやってできたの?」
「ここ支えながらしたらできるかも?」
気づけばお子さま同士でコツなどを確認し合いながら斜め置きチャレンジが始まっていました
飽きられた課題もちょっとしたアイデアを加える事で新しい課題になり、お子さま達の意欲やコミュニケーションに繋がる…そんな機会を生み出す為の「ちょっとしたアイデア」を様々な場面で提供していきたいと思う一幕の紹介でした