こんにちは(」・ω・)
忠隈教室の石川です。
今回は『2種類の嘘』をテーマにしてお話したいと思います。
嘘という言葉を調べると
事実ではないこと、人間をだますために言う、事実とは異なる言葉。
と誰でもイメージするような意味が出てきます。
しかし、心理学の視点から嘘の特徴を捉えると
嘘をつく人に自覚があって、何らかの理由により本心を曲げて別の発言をしている、と捉えることができます。
「本心を曲げて別の発言をする」という部分に注目すると
学校生活、社会人生活など
人とのコミュニケーションの中で、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?
ここで、ひとつ例を出してみましょう!
小学3年生のA君は学校から帰って、夕食を済ませ、
お兄ちゃんと遅くまでテレビを見ています。
お母さんから「宿題をやったの?」聞かれたときに
「やったよ!」と思わず嘘をついてしまいました。
本当はやっていないのに、思わずついてしまった嘘。
お母さんに怒られたくないから、
怒られることを避けるために嘘をついてしまっていますね。
ズバリどうして人は嘘をつくのでしょうか?
少し極端な言い方をすると、「人は嘘をつかないと生きていけないから」です。
生きていけないなんてそんな大げさな・・・と思いますよね。
もう一つ例を出してみましょう。
例えば、苦手だと思う相手に対して、ストレートに
「あなたのことが嫌い」
などと、思うままに言っていたら、社会の中では生きてはいけません。
言った相手は少なからず、傷ついてしまいますし、怒らせたり、距離を置かれてしまうかもしれません。
嘘をつくことは本当のことを言うと怒られたり、
酷い時は言い合いになったりしてしまうことを避けるためです。
今回のブログでは、嘘の中にある「2種類の嘘」を取り上げてみました。
1つめの例は、自分のための嘘です。
日常生活で、私たちは「自分のための嘘」をよくつきます。
例えば…
・宿題をやっていない理由を聞かれ、「さっきまでお腹が痛くて…」と嘘をつく。
→本当の理由の「めんどくさい、やりたくない」ということを伝えると相手から怒られてしまいます。
これを避けるために嘘をついてしまいます。
しかし、嘘がついたのがバレてしまうと怒られます。
これは、嘘をついたという不誠実な行動に対する怒りです。
社会を生きていくための嘘にするためには、相手に嘘を「信じてもらう」ことが前提です。
2つめの例は、相手のためにつく嘘です。
本当のことを言うと相手を傷つけてしまうことがあります。これを避けるための嘘があります。
例えば、一生懸命に作ってくれている料理が口に合わなくても、正直に「まずいよ」とは言いません。
作ってくれてくれた人の気持ちを考えて「美味しかったよ」と言った経験はありませんか?
人間はトラブルを避けたい生き物です。
日常生活では、真実を伝えたいときに生じるトラブルのための嘘をよくつきます。
本当のことをそのまま伝え続けると、トラブルが多く生じて疲れ果ててしまいます…
できるだけトラブルを避けようとして、
悪いことだと知りつつも嘘をついてしまうのではないでしょうか?
嘘をつくことで、その場のトラブルは回避できますが、相手と深い関係を築くことはできません。
真実を伝えてトラブルが生じても一緒に乗り越えられれば、将来的に良い関係が築けます(*^^*)
現在と将来を考えて、嘘をつくか本当のことを伝えるか
慎重に決めることが大事だということですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
毎月1回、20日ごろにブログを担当しています!
今後も心理学の観点からさまざまなテーマを発信していきますので
どうぞよろしくお願いいたします^^
忠隈教室 石川