こんにちは(*^^*)
忠隈教室の石川です。
今回は、「ちゃんとしていないこと」の価値についてお話をしようかなと思います。

「あの人はちゃんとしていない」と言葉だけで聞くと

人として大丈夫?と思ってしまいがちですが、

逆に「ちゃんとしなきゃいけない」という言葉について考えてみましょう。

 


「ちゃんとしなきゃいけない」という考えは、

出来なかったとき損をするという強迫観念があります。
強迫観で物事を安堵感は得られるかもしれませんが、達成感は感じられません…(>_<)

例えば、幼少期、学校の試験(テスト)で思った以上の実力が発揮できなかった際に、

「なんでこんな点数なの?ちゃんと勉強しなかったんでしょう!?」

などと言われて困惑したことはありませんでしたか?

 

 

 

 

自分では「ここまで勉強すれば大丈夫!」と満足して試験に挑んだが、

試験の点数という結果では、うまく力を発揮できず、

それを他者から「ちゃんとしなかった」と評価されてしまう。

試験というものは、どうしても点数で優劣が決められてしまいます。

 


現在の社会では、計測可能なものが重視されることが多く、

試験以外にも数字で計測されるものは多数存在します。

確かに「数字」はものごとの判断を早く、わかりやすくしてくれます。
そうした世の中に身を置いているとつい「数字」に自分や他者の存在価値を見出すようになってしまっていませんか?
 


数字はどこまでも求められてしまい、

評価する他者や比較対象の他者はコントロールできません。
そのため自分の価値を保証しくれる基準がどこまでも高くなってしまいます。

しかし、どこまでもいっても安心ができないため、より完全なものが求められてしまいます。
そのような中で、がんばり過ぎてしまい、息切れを起こし、最終的にはより自信を無くす結果になってしまうことがあります。

では、どうしたらお子さまが自分の価値・目標を自分で決め、自己肯定感を高めることができるのでしょうか?
 

何かに取り組む際、

自分がどうしたら満足できるか、納得できるかという視点から

一緒にゴール(目標)を決めていく方法を日々の支援の中で意識しています。
 

お子さま自身が感じる満足感や納得感は、お子さまによって様々。

その価値基準に沿って考えることでより現実的な目標設定がしやすくなります。
 

そして、最終的に自分で自分を認めてあげられないと、心の底から自分に価値があると自信を持てることはありません。
 

私たち人間はどこまでも不完全な存在です。
そして実は、そういった不完全さは「ちゃんとしていない」部分が、私たち1人ひとりの素晴らしい個性やユニークさを作っているのではないでしょうか?(^-^)
 

自分のこと自分で認めることができるよう、日々の支援でもサポートしていきます。