こんにちは。忠隈教室の田中です。

みなさんは「感覚統合」という言葉をテレビや本などで見たり聞いたりしたことはありませんか?
今回は感覚統合について少しお話したいと思います(^-^)

まず、感覚には五感といわれる視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚と前庭覚(バランス感覚・平衡感覚)、固有覚(筋肉・関節の感覚)があります。前庭覚と固有覚は普段生活している中であまり意識されにくいですが、とても大切な役割をしています。
これらの感覚は子どもが母親のお腹の中にいる時から働いており、お互いに関わりあい影響し合っています。

感覚情報は頭の中で大変複雑に込み入っていますが、人がその場でふさわしい反応をするためにとても重要となっています。このように、脳が内外からの沢山の刺激を有効的に利用できるよう整理して組み合わせることを感覚統合といいます。

この感覚統合は、よく交通整理に例えられます。
たくさん行き交う車を警官がきちんと整えることで車がスムーズに走れるように、身体に入ってくる感覚に対して統合機能が正しく働くことでその場に合った適切な反応ができます。
しかし、交通整理ができていないと車は渋滞したり、どこを走っていいか分からなくなってしまいます。感覚も統合が上手く出来ないと、次々に入ってくる感覚が整理できず渋滞や混乱が起きてしまいます。触られるのを極端に嫌がったり、多動であったり、言葉の発達が遅いなどの現象の一部には感覚の統合が上手くできていない可能性が考えられます。




APOLLOでは運動や制作、調理など様々な活動を通して感覚統合の手助けが出来ればと思い取り組んでいます(^-^)




次回では感覚統合に良い活動や遊びを紹介したいと思います。