詩集 『あ~ん』や『しーん』に続いて、似たような題名になりますが、
全て、私が、主に箱根の湖畔に滞在した時にできた三部作といえる新作の詩集です。
reりーんen・・面白い題名ですが、箱根寄せ木細工のような形象があるかもしれません。
内容は、五十音シリーズだった前二集と比べて、やや難解になっているかもしれません。
漢字の表題や短文で構成された、地上と宇宙の交信詩のようなものでしょうか。
「りーん」 とは、音そのものでもあり・・鈴だったり共鳴音、物質としての人類の構成要素、燐でもあります。
内的な音律で統一的に書かれた、簡潔な視覚的印象と共に入ってくる小宇宙の一体感を目指しました。
表音文字であるアルファベットのレトリックの面白さも、構造材のようにして散りばめました!
明治以来の新体詩運動から始まった、口語自由詩の発展の中で、私は日本語のエスペラント化とか
ローマ字化運動には組しませんが、漢字かな交じり文の伝統の中で、
新詩 reりーんen が 新たな一石を投じられれば、と期待しています。
この国では、古代以来中国などの文字・文化を輸入して、長いこと漢文の素養が中心であったまま
女文字を通して形成された、カナ・かなが表音文字として使用されるようになりました。
常々思っていたことは、詩人が意識的に使う時の、仮名文字だけの文の読みにくさとわかりにくさでした。
もちろん、意図的にリズムを整えたり間をはっきりさせるのにも有効なはずなのですが・・・
単調になりすぎて、指示するものが即物的になったり、
詩の書き方の画一化を招いていなかったでしょうか?
それは、詩人の意図したものが分からなく曖昧になり、詩篇の伝えたいイメージを損なう事も多いのです。
さらに言うと、並列的な文字の意味進行や併行する音律としての対位法は望むべきもありません。
日本古代には、もっと古い象形的で表音にも利用された、簡潔な先史文字というのもあったようですが
今はもう、一部の神社、遺跡などにしか見られないのでしょう。そんな中で音を形象的に使ってみたものが
今回のアルファベットローマ字だったのです・・。
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