7月に入園して、10月が運動会だった。

そう。運動会。恐怖の。
すっかりトラウマになっていた。
私は先生に、なかなか気が向かないと練習に参加できない不安を話した。
大丈夫。出来るようにします。

と言って下さった。

が、保育園、お寺の敷地内の為、園庭がとても狭い。
だから 歩いて5分の公園へ行って練習する。
当然 公園にはいつもと違う遊具がある。

当然 親子で遊びに来てる未就園児ちゃん達の声。
嫌な予感的中で、のん子は脱走して、何度も中断されたらしい。
他の先生から グチを聞かされた。

担任の かえで先生からも困ったんですよーと言われたが、謝る私に
「何とか、のん子ちゃんが気が反れない位の内容考えますネ!」と言ってくれた。
並ぶ位置を先生の隣にしてくれたり、ここまで頑張ったら ご褒美で遊具で遊べる時間(みんなに)を作ってくれたり、お迎えをちょっとだけ遅くして下さいって言われて、半分以上の子が帰った後で 毎日10分位だけど、練習見て下さったり。

いつもいつも「申し訳ないです」って謝る私に
「別に特別扱いじゃないですよ?みんなと同じにしてあげたいだけです。」
と笑ってくださった。

そんなのん子と私に、長く通ってる保護者や一部の先生から もの凄く反感持たれてるなー…
って言うのは痛い位感じた…。
でも、それ以上に かえで先生は立場が複雑なはず。だから かえで先生を信じて、私ものん子がやる気になるよう 誉めておだてて毎日保育園へ連れていった。