理由がどうあれ のん子がお友達をつねった事実は変わらない。

ユリカさんは、変わらず私に接してくれたけど、私には 他のママ達の視線が痛く、辛いだけだった。

お迎えの時にユリカさんが先に来ていて 他のママ達と話していた。
そこに私が行くと、『のん子ちゃんママ~』
って声をかけてくれるんだけど、私が近付くと他のママ達は、さ~…っていなくなる。

ユリカさんのいい所、何でも話す所だけど
『みんながさ~、私の事お人好しだって。距離置いた方がいいよ~って言われるけど、別に気にしてないから~』
って。
これ、逆に痛いわー
さすがの私も、心が グッサグッサだわー

だったら それ言わないでいいんじゃん?とか思うけど今なら逆に距離置いて1人でいいやーって思うけど
その時は ユリカさんだけが話出来るママだったから、関係を失いたくなくて、全然気にしない鈍感な自分を演じた。

結局 耐えきれず、働きに出ると言う 無謀な行動をおこし、翌年の夏に保育園に転園したが、それまでずーっと こんな毎日だった。
降園後に 集まって誰かと遊ぶなんて 一度もなかった。

でも 結局保育園でも同じ事になるのだった。