パイロットのクーペというボールペンを買ってみました。
このボールペンは以前から知っていたのですが、ネットでの評判が高かったので、また、地元のブックス・ミスミに現物が置いてあったので、実物を見たら誘惑に負けて(笑)、買ってしまいました。(^ ^)
1000円のボールペンなのですが、とても作りが良くて、Amazonでも評判が高かったので、「これは使ってみないと良さが分からないかも?」と思いまして。。。
つくりはシンプルで、ノック式で軸(本体)はズドンとした筒状になっています。
クリップの部分が個性的で、中央部が幅が広くなっていて、「クーペ」という名前のイメージにピッタリです。
長さは142mmでちょっと長め、軸の太さは 11.3mmで若干太め、重さは約25gでちょっとだけ重めですね。重いものは30gというものもありますので、重い部類に入るというわけではありませんが。
気になるのが、この軸が寸胴で、先の金属の部分だけから急に細くなっているところです。
もう少し、本体からテーパーをかけて少しずつ細くして欲しかったですね。
ドットがプリントしてありますが、多分ですが、「滑り止め」のためだと思います。
実際触ってみても、わずかにドットのところが盛り上がっていますが、これで「滑り止め」になるんだろうか?っていうくらいフラットです。
面白いのがノックする部分。
左が芯を引っ込めたとき、右が芯を出しているときです。左は中央が青くなっていますね。
ノックして芯を出しても、この部分が完全に元の高さに戻ってしまうので、このように目で見て分かるようにしてあるのではないか?と思います。
胸ポケットに刺しているときでも目で確認できるためではないか?と思います。
中にはブルーの棒が入っていまして、それがノックすることでキャップの先まで戻ったり引っ込んだりしているんです。
芯を出すときはこの棒ごと一緒に押すことになり、このブルーの棒がわずかにキャップから上に出る状態で一緒にノックするので、指の感覚で芯が出るのか引っ込むのかがノックしながら見なくても分かります。
ただですね、芯を出すときは、このブルーの棒がわずかにキャップから出ている状態で押すので、ちょっと痛い感じがします。私には不快感です。
なので、カッターナイフでブルーの棒を少々カットしました。
今は押しても指に刺さる感じがなくなりました。
最初はこんなシールが貼ってありました。
ブックス・ミスミで買ったら、こんな袋に入れてくれました。
とっても普通!(笑)
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感想ですが・・・
どう書こうか?って実はずっと悩んだんですが・・・
正直に書きますね。
パイロットの商品は、とても真面目で優等生のような商品ばかりですね。
事務用品という意味での「文房具」の領域から絶対に出ない商品ばかり。
もう少し、ググッと来るような「色気」が欲しいところです。
このクーペも1000円にしてはとってもよく出来ているのですが、「もの足りなさ」みたいなものを感じます。
しかし、しかしですよ、質の高さはとても感じますので、どこか魅力を感じてしまうのも事実です。
これって、以前買ったイッタラのティーマのマグカップのような感じになってしまうのかな?という予感もしています。
こちらが「イッタラのティーマ」です。
ネットでかなりのいい評判だったので、「その魅力は何?」という好奇心だけで買ってしまったのですが、最初は「洗面所にある歯ブラシスタンドにセットで付いているコップ」みたいなデザインで(笑)、ちっとも魅力を感じなかったのですが、時間が経つと使っているのは気が付くとこればかり。
「絶対的な質感の良さ」みたいなものがそうさせているのだと思います。無意識にこれを使っているんですね。
このティーマのマグカップみたいになってしまうのかな?という予感が実はあるんですよ、このボールペンは。
それはですね、デザインは寸胴で色気はまったく感じないし、私の好みのデザインではなのですが、持って書くときの書き心地がバツグンなんですよね。
正直言って、この書きやすさは私の持っているボールペンでダントツです。素晴らしいのひと言です。
現物を触って気が付いたのですが、重心がかなり前の部分にあります。こんなにしっかり重心を前に作ってある商品も珍しいです。メーカーサイトの説明を読んだら、しっかり「重量バランスや太さ長さなど使い心地の良さにもこだわったスタイル」って書いてありました。(^ ^)
このボールペンを買ったもうひとつの理由が・・・
パイロットの「アクロインキ」が抜群に気に入っていまして、「S20」や「ドクターグリップ」も買ってみたのですが、最近リビングに置いておくボールペン(電話が掛かって来たときやTVを見て書き留めるときに使う)が欲しくて、それに合うものを探していたんです。
ノック式のもので、です!
私のS20のレビュー
「S20」は軸が細いので、集中して文章を書くのには向いているのですが、TVを見ていてパッと使うには軸の細さが手に余ってしまって、使いにくいんです。
「ドクターグリップ」も使いやすいのですが、リビングに置いておくには、ちょっと「事務用品」すぎて雰囲気が足りません。
なので、ちょっと「いいもの感」があって、大人の雰囲気があって、軸も太めで重たいボールペンが欲しかったんですね。それでこの「クーペ」を買ってみたのです。
私的には、「アクロインキ」を使ったノック式の大人のボールペンが欲しいわけですよ。
パイロットのHPを見ても、ノック式は少なくて、後は「レグノ」ぐらいなんですね。
こちらがレグノです。
こちらも試してみたいのですが、私には「文房具」すぎます。(>_<)
ちょっと質の高いノック式のものって、他に無いんですよね、パイロットには。。。
私としては、こんな商品が欲しいわけですよ、アクロインクが使ってある!
アクロインキが気に入っているので、パイロットには、スーツの胸に刺しても大丈夫な、こんな商品を作ってもらいたいところなんです。
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総評です。
机の上で勉強や事務作業に使う場合は、いいもの感があって満足度は高いですが、大人が「ビジネス」や「本気」で使うにはちょっと「文房具」すぎます。これから私がもっと気に入るかも知れない期待値はありますが?(笑)
ただ、書き心地は本当に抜群に良くて、私が所有しているボールペンでは一番いいので、「作業・勉強用」と割り切って使うには持って来いだと思います。
パイロットは、質の高さや仕上げの上手さ、そしてアクロインキと、大好きなメーカーなので、是非「大人のノック式のボールペン」をこれから作って頂きたいですね。
・・・というか、文房具すぎる商品ばかりなので、もう少し「色気のある大人の文具」を作って欲しいですねぇ~。
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パイロット クーペ ボールペン 色は全5色です。
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