お次にしたこととは、この不況下、値上げに踏み切りました
さて、客層を絞り込みながら、手書きチラシを新聞折込することで、お客様が増え、売上が上がってきたことで、今まで悩んでいたことが次々解決を始めました。
お客さまが少ない時は、弱気になって、値引きをし始めていました。
これは、本来したくなかったことでしたが、仕方なくそうしていました。
当然スタッフからは、不満も出ていたのです。
オーナーとしたら、この部分はかなり悩んでいました。
スタッフたちは、苦労して覚えてきた技術、安売りはしたくありません。
もちろん、私としても経営的に安売りはしたくない。
しかし現実的には、この両者の思いとは、逆の営業をしていたのですから。
なぜこんな矛盾した営業をしていたかといえば、その答えは明らかで、「思うようにお客さまが集客できなかった」からです。
チラシのお陰で、毎日閑散としていたサロンが、活気を帯び、いよいよ予約でいっぱいになり、飛び込みのお客さまには、お断りせざるを得ない状況にもなってきたのです。
そのような状況が続き、そこで、思い切って、値上げをしたのです。
やはりこれは、かなり勇気がいることでした。この不景気、普通、値下げはあっても値上げなんて考えられないわけですから。
その、普通では、考えられないことを実行してしまったのです。
その分、今までに増して、チラシに力が入ってきたのは、言うまでもありません。
チラシで新規客を集め、ニュースレターで、固定化させる。
この「しくみ」が、大きく私のサロンを変貌へと導いていってくれたのです。
そう、私がオープン当初に描いていた、お店の状態に、ようやく近づいてきました。
短時間の集中した営業時間で、安売りはしないサロン、そして、スタッフの来て欲しい客層が集まる美容室。
スタッフが楽しく働けて、無理をせず自然体で、そしていつも笑顔で働ける美容室。
もちろんお客さまも笑いが絶えないサロン、おばあちゃんがサンダル履きで来れる気軽なサロン。
私が目指していた、理想のサロンになりました。
地域に密着した、笑顔の絶えない小さな美容室。