先月、息子と二人で映像学校(ほぼ社会人向け教育機関)の説明会に行った。

そのときに勧められた一日体験を息子は申し込んでいた。

 

その体験授業が本日、ありました。

 

当日朝、私が起こさずとも起きて来て、出発予定時刻より30分も早く支度をしていたので

「9時に出れば間に合うんだけど?」というと

30分勘違いしていた息子。

 

まあ、前向きなところは良しとしよう。

 

嫌々とか仕方なくという雰囲気でもなく、笑顔で出かけて行った。

 

 

今日は、実際にスマホを使って動画撮影して編集もしてひとつの作品を作る、という体験授業である。

大丈夫かな?

先生に指示されたことがわからず、でも質問もできず、周りについて行けず、嫌になったりしてないかな?

あるいは、先生に「そんなこともできないのか」って指摘されて、ムッとして途中で帰ったりしないだろうか?

お昼に出されるお弁当が、偏食の息子の舌に合わず、無理して食べてつらい思いをしていないだろうか?

 

過去の苦い経験から母の心配は尽きない。

 

 

そして18時、息子、帰宅。

 

母「ずいぶん、遅かったね」

息子「うん、帰りに途中下車して散歩してた」

 

だろうね。

 

母「どうだった?動画、上手く撮れたの?」

息子「うん・・・スマホ、iPhoneじゃないとダメだったよ」

 

え?

確かに前日確認したHPには「iPhoneのスマホかタブレットを持参」と記載はありました。

でも、うちはandroidだし、ない人には貸してくれるでしょと私は息子に言って

行かせたのであった。

 

母「それで?大丈夫だったの?」

息子「うん、先生のを貸してもらったから。なんか予定より人数が少なかったから

貸してもらえたみたい」

 

ああ、それはよかった。

でも、やっぱり映像関係の現場ではiPhoneがマストなんだろうな。

PCもきっとWindowsよりMacなんだろう。

それにしても、ちゃんと先生に言えたんだな。

 

いろいろ話を聞くと、参加者は息子入れて3名。

あとの二人は新卒の社会人(不動産営業)と大学生だったらしい。

現役高校生は珍しい存在であることは、前の説明会でも聞かされていた。

 

一番年下だからか、キャラがおもしろかったのか、息子は、先生になにかといじられたそうだ。

息子の言い方がとても楽しそうだったので安心した。

(息子はいじられることがオイシイと思う感覚はないので)

 

動画も初めて使うiPhoneだったし、編集ソフトも初めてだったらしいけど、

なんなく使いこなすことができたそう。

 

「動画編集はずっと授業でやってるから、初めてのソフトでも大体やり方同じだし

体が覚えてるから全然平気だった」なんて、余裕の発言。

 

あれ?

うちの息子ってこんなにたくましかったっけ??

 

あ、お弁当はどうだった?

息子「うん、唐揚げとかあとおかずがいろいろ入ってておいしかったよ」

 

まあ!

初対面の人達とみんなで食べたそうで、

すごいなぁ。私なら緊張しちゃって食べられないよ。

 

先生の業界裏話やら、新卒社会人の仕事が大変で転職を考えて体験に来た話とか

たくさんお話してくれた。

 

 

ここで母は期待した。

「僕、あの学校に決めたよ!」の一言を。

 

しかし、息子から出た言葉が

「また同じような体験授業があれば、また行ってもいいかなって思う」

 

まあ、超慎重派の息子らしいっちゃらしいよね。

 

「体験じゃあないけど、今月末に、ある監督さんの講義があるんだって」と息子が言ったので

母「体験授業ではないけど、行ってみたら?現場の人のお話なんてそうそう聞けるもんじゃないし」

息子「そだね」

と言いつつ何もしようとしないので、すかさず

「今、申し込んじゃいなよ!定員いっぱいになるかもしれんよ」とせかして

なんとか申し込ませた。

 

 

手ごたえは悪くないと思うんだけど

まだ決め手に欠けるようで・・・

 

次回、「息子、最終結論を出すの巻」お楽しみに~(出してくれるかなぁ)