来月、校外学習があるという。
学校から徒歩30分かけて観光地へ移動してそこでさらにぶらぶらするという内容。
そしてその観光地は我が家の地元である。
電車を使って遠方から通っている生徒さん達にとっては魅力的な企画かもしれないが、
地元の息子にとっては近所を散歩するだけという退屈な企画。
さて、息子はどうするか?
息子「うーん・・・別に知ってるとこだしなぁ。これって単位関係あるのかな?」
やはり、そこまで行きたくない様子。
数日後、学校から保護者にLINEが来た。
学校「校外学習の参加有無のアンケートをお願いします」
はて?生徒自身ではなく、保護者が回答せなあかんのか。
母「あの、これは単位に関係あるのでしょうか?息子は単位に関係があれば参加するようなのですが」
学校「いいえ、単位には関係ありません。(以上)」
中学だったらそこで担任が鼻息荒く電話してきて
「お母さんから息子くんの背中を押してください!!!」って言ってくれてたんだけど
通信だとそこまでは言ってくれないんだな。
あくまでも自己選択。
不登校だとか引きこもりだとか友達ゼロだとかまったく気にしてくれはしない。
自由ではあるがとてもビジネス的。
そして、息子に言ってみた。
母「あのね、校外学習は単位関係ないんだって。」
息子「そうなんだ。じゃあ・・・地元歩いても仕方ないしなぁ」
母「まあね、でも、この校外学習っていうのはどこに行くとかより、友達作りのきっかけとかさ、
今年から転校してきた生徒もいるだろうし、生徒同士知り合う場だと思うんだよね」
息子「・・・・行こうかな。」
母「ほんま?」
息子「こんな(どってことない)地元に行きたいって参加する奴らがどんな奴か見てみたいし」
母「・・・・(まあ、参加するんやったらええか)」
ということで、息子は校外学習に参加することになった。
背中を押すつもりはなかったが、彼なりに思うところがあったのだろう。
(あんな言い方はしたけど本心とは限らない)
まあ、過度な期待はせずに外に出る日が1日でも増えたことを喜ぼうではないか!