今週の動画授業は先生の体調不良により休講だった。

息子が学校に行くつもりだったのかは不明だが、学校に出かけるときはたいてい

外食して帰宅するのだが、今回は学校はなかったけど、お昼を

近所の食堂に食べに行っていた。

 

やっぱりちょっとでも外に出ると、息子の表情はいきいきする。

 

 

さて、今週からはじまった親子作業がある。

それは「期末認定試験勉強」。

 

昨年は前期と後期と分けて試験があったのだが、今年はなぜか

年度末に一度だけ。

そう、だから試験範囲が1年分。

そしてその試験は来月。

 

息子は自力で試験勉強などしない(できない)。

私のサポートが必須。

学力を身に着けさせるのが目的ではなく、単位を取るのが目的。

だから、試験に出るだろうポイントを絞り、その問題を繰り返し繰り返し

解かせて、記憶させる。

息子の嫌いなことへの集中力は半端なく、ない。

だから毎日3教科を1時間内で終わらせる。

私が口頭で問題を言い、息子が答える。

 

理解するのに時間がかかる問題は捨てる。

できる問題を完璧に暗記する。

 

この作業を1ヵ月毎日、繰り返す。

 

その結果、昨年度は息子はすべての教科を90点以上取ることができたのだ。

正直、母はここまでできるとは思っていなかった。

30点以上が合格なので、まあ、そのくらいは取れるよね、って気持ちだった。

 

なので、彼はそこまでアホではないことが証明されたのだ。

やり方さえ、合っていれば、彼は100点だって取れるポテンシャルはあるのだ。

もちろん、問題はとてもシンプル(簡単)ではあるのだが、ノー勉の彼にとっては

大学受験ほどのエネルギーが必要だろう。

 

正直、この作業は働く母にとっては苦行である。

残業で帰宅しても、夕飯を用意して食べ終わってからすぐスタート。

1時間、問題を読み、答えさせる。

特に数学は大変。

これは解き方を覚えさせなければならないからだ。

それには私が完璧に理解してないとできない。

一から説明する必要はなく、この問題にはこう解く、という

術を教える。

かけ算わり算は、普通にできるので解き方さえ、覚えれば

自力で解ける。たまに、書かずに頭の中でパパっと暗算するときがあって

びっくりする。

 

息子は悪筆なので、字の書き方にも指導がいる。

漢字の部首の認識がないため、離れて書きがち。

あるいは横線が3本なのか2本なのか彼の目からはわかりづらいらしい。

そんなときは大きく書いてあげる。

彼の書く英文はどこからどこまでが一つの単語なのかわかりづらい。

せっかく正解でも採点者に伝わらなければそれは点数にならない。

 

大変です。

大変なんだけど、もし、小学校中学校と私や教師たちが彼の特性や性格を理解して、彼に合った勉強方法を

見つけてあげていれば、違った未来があったのかなって

この試験勉強時期に入るといつも思う。

 

だから、どんなに疲れていても、見たいテレビがあっても

私は息子のために、今日もハイテンションで問題を読み上げるのだ。