昨日、パイセンが上京。

普段、昼夜逆転の息子が頑張って早起きして空港まで迎えに行った。

一旦2人で帰宅して(私は出かけていて会えず)、それからオタクの聖地に出掛けた。

そこでパイセンのオタク友達2人と合流したそうだ。

 

母は人見知り、集団行動が苦手な息子を心配した。

 

しかし、18時を過ぎても帰って来ず、連絡もなかったので、こちらから

息子にLINEした。

 

息子「今、夕飯を食べてます」

母「何時頃帰るの?」

息子「1時間以上かかると思う」

その後に困った顔の絵文字が送られてきたので

(きっと楽しくないんだろうな、やっぱりパイセンの友達らとの会話に

入れず、独りぼっちなんだろうな、でも1人で帰るとは言い出せないんだろうな)と

母は察した。

 

母「今日は早朝からずっと出歩いてて疲れてるだろうし、

明日も朝早く出掛けなきゃいけないんだから1人ででも帰っておいで。

パイセンだってもう帰り道わかるだろうから」

 

それからほどなく

「今から帰ります」と返事が来た。

 

 

2人が帰宅。

息子は怖い顔して一言もしゃべらず。

半年ぶりに見たパイセンは真っ黒に日焼けしていて元気そうだった。

 

2人とも黙っていて空気が重い。

これはなにかあったなと思い、

とにかく2人を離して一人ひとり話を聴きたかったので

まず、パイセンをお風呂に誘導した。

 

その間、息子に問う。

息子「うーん・・・いや、パイセンの友達とは話したけど、うーん・・言葉でうまく説明できない」と嫌なことがあったのは

確かだけど、原因がわからず。

 

パイセンがお風呂から出たので、選手交代。

息子がお風呂に入ってる間に今度はパイセンに聴く。

パイセン「いや、30分くらい前までは普通だったんですけど・・・なんか急に無視し出して

意味わかんないんっすよねー」とかなり戸惑っていた。

 

さらに「夕飯終わって(息子)くんが「ヨドバシ」に行きたいっていうから、それなら、アキバのヨドバシの方がでかいから

そっちがよくね?って言ったら、「じゃあ、いい。帰ってこいって言われたし、帰る!」と急にキレたんすね」

 

 

うーん・・・パイセンはまっすぐの体育会系なので(オタクだけど)息子の「こじらせ察して陰キャ」の気持ちには気づけないんだと思う。はっきり言ってもらわないとわからないんだと思う。

でも、息子は友達であっても自分の本当の気持ちを伝えられない。どう言葉にしたらいいのかわからない。

でも嫌な気持ちは強いので態度に出してしまう。

ネット上だったら、オフにしてしまえばいいだけだけど

リアル世界だとそうはいかない。

ましてや、パイセンは自分のうちに泊まるのだ。

自分でパイセンを受け入れたんだから、気持ちよく過ごすためにも、

きちんと何が嫌だったか説明する必要がある。

 

 

息子がお風呂から出ると、相変わらず機嫌が悪い息子のせいで、部屋の空気はものすごく悪くなった。

とにかく狭い我が家。

リビングで3人、気まずい空気で過ごすことになった。

息子は口を利かないし、パイセンは困った様子でときどき息子の顔色を伺うも声を掛けることができない。

私は気を使ってパイセンと話をするけど、盛り上がるはずもなく。

その時、私はまだ夕飯を食べていなかったが、食欲は失せてしまった。

 

翌日は私は友達と都内のホテルにお泊りに行く予定。

しかし、こんな状態の2人をそのままにして外泊できない。

もし、息子がキレて暴力沙汰になったら?

パイセンは自衛隊だから、腕力では絶対勝てないから、息子が刃物を取り出したら?

私が外泊してる間に事件が起こったら?

 

そんなことを考えたらとてもじゃないけど、外泊なんかする気になれなかった。

ひとまず、家じゅうの刃物は私の部屋に隠すことにした(マジ)。

過去、暴力沙汰になったことは一度もないし、そんな度胸のある息子ではないと思っているが

最近の事件を鑑みると他人事ではないのだ。

 

20時を過ぎると、息子はリビングで寝てしまった。

パイセンもうつらうつらしている。

 

翌日はパイセンをコミケまで送ることになっていたが、パイセンがお風呂に入っているときに

息子は「行かない、1人で勝手に行ってもらう」と言っていた。

 

となると、私がせめて自宅からの最寄り駅までは送って上げるしかないかなと思っていた。

パイセンに何時に家を出たいのか聞くと

「8時くらいっすかね」だと。

じゃあ、7時半には起きないとだなー(やれやれ)

 

 

 

そして今朝、早く目が覚めて、ベッドでもぞもぞしていると

リビングから声がしている。

 

トイレに入った息子が出てくるのを待ち構えて声を掛けた。

母「朝、起きれたんだね」

息子「うん、なんか起きた。」

母「パイセンを送っていくの?」

息子「わかんない」

母「じゃあ最寄り駅まで送って行ってあげればいいよ。それからは自力で行ってもらえば」

息子「うん、いや、ちゃんとコミケまで送っていくよ」

 

 

 

息子よ・・・えらいぞ。自分で機嫌直したんだね。

そもそもコミケにはまったく興味ないのに、東京に不慣れなパイセンのために、空港まで迎えに行ったり

会場まで送りに行ったりしてあげる息子はやさしいのだ。

しかも普段昼夜逆転引きこもり生活の息子が、早朝に起きてずっと母親以外の人間とあちこち出歩いて過ごすなんて

どれほど体力気力ともに疲弊したことか。

 

昨日怒ったのも、よっぽど疲れていたからかもしれない。

よく頑張ったよ。

 

そして今朝もちゃんと2人で出かけて行った。

朝ごはんも駅の近くで一緒に食べたらしい。

 

 

はぁ~これで今夜は外泊いけるかな。

(刃物はまだ締まっておこう、念のため)