高校の体験授業に行ってきた。

 

息子はまず私が参加してみて良さそうだったら次回行くと言ったので

今回は私一人で参加したのだ。

 

行く前は中三の子とその保護者ペアが数組来て

説明を受けながら授業をしていく感じ だろうっと勝手に想像していた。

 

だからどんな子達が来るのか、保護者はどんな格好をしてくるのか

興味を持って当日挑んだわけ。

 

しかし、現実は違った。

 

なんと、保護者は私一人だった。

ていうか、体験しに来た外部の人間が私一人だけだったのだ。

 

外部、というのはそもそもこの体験授業は内部(在校生)の生徒達のためのものであって

「ついでに」中三で見学希望の生徒さん達もどうぞっていう感じであった。

 

だからなのか、私が校舎に入ってもだーれも私に気づくことなくほったらかしにされていた。

いやいや予約しててんから前回みたいに出迎えせいや とムッとしてると

奥から私に気づいた前回対応してくれた教師が慌てて駆け寄ってきた。

 

教室の一番後ろのど真ん中に座るよう促された。

真っ黒の服装だったので、ダースベイダーの如く、圧を発しながら教室をウォッチしていた。

 

外部からの参加が私一人というのが気になったが(入学希望者っておるん?)

おかげで、実際のリアルな生徒さんや授業風景を見ることができた。

 

1年生から3年生までが参加していて13名ほど。

在校生達に9月度からのコース変更を宣伝するための授業のようだった。

 

女子11名、男子2名。

中心の宣伝部長のような女性教師がずっと講義をしていて

それを補助する形で2名ほど男性教師がいた。

 

生徒は黒髪もいれば金髪もいた。

1人の金髪女子は1人の中年男性の教師にずっと質問をし続けていて

彼が席を離れようとするとすぐに次の質問をして彼を離そうとしなかった。

その男性教師はイケメンでもなく愛想がいいわけでもなく普通のおじさんだったので(失礼)

彼女はかまってちゃん体質なのかなと思った。

 

 

私がこの授業で印象に残った話がある。

「勉強か努力かどちらかはしなければいけない」ということ。

 

「音楽をやりたい、バンドで売れたいと思ったら

必死に音楽をやる努力をする

 

寿司職人になりたいと思うのなら

必死に修行して努力をする

 

でも何もやりたいことが見つかっていないのであれば

そして将来に不安を感じているのなら

勉強をしなさい。」

 

 

ある教授の話もしていた。

彼は東大を経て教授になった。

いまやテレビにも出るほどの有名教授である。

しかし幼い頃から英才教育を受けていたわけではない。

むしろ、両親は中卒だったり定時制高卒だったそうで

子供の頃は「勉強なんかしなくてもいい」と言われて、田舎町で

のびのびと暮らしていたという。

 

しかし、中学に入り、ある教師の言葉が彼の人生を変えた。

 

その言葉とは

「中学生になったら毎日1時間半、勉強しましょう」

 

ごくごく普通の言葉であり、彼だけに向けられた言葉ではなく、

クラス全員に向けた言葉だった。

 

しかし、彼はそれを真に受け、その日から確実に1時間半、勉強するようになった。

するとみるみる成績が上がり、高校は進学校に入学し、東大に受かることになる。

 

この話で何が言いたいかというと

「チャンスは平等に与えられる。しかしそれをモノにするかどうかは本人次第だ」

 

どんな名言でも人やタイミングによって刺さることと刺さらないことがある。

 

響いてい欲しいと思って話をしても相手に必ず響くとは限らない。

逆も然り。

 

この授業を聞いて私が思ったことは

親として、私がやるべきことは

とにかく情報を息子に与えてやることだ。

それを息子がどう感じ、どう生かすのかは彼の人生。

 

正直、彼が興味を持つ内容だとは思えなかったけど

私は帰宅して彼に言った。

「おもしろかったよ。私はいいと思った」

すると彼は

「じゃあ、次回の体験、行ってみる」

 

はい。

そこから先は期待しない。(自分に言い聞かす)