学校に行かなくてもいずれ、働かなくてはならない。
勉強しなくても働かなくてはならない。
生きていくために。
学校には行かなくてもいい。
でも私の寿命が尽きるまでずっと働かない彼を養うつもりはない。
なんとか自立の道へ導いてやらねば。
目標ができればやるべきことが見えてくる。
生きる糧ができる。
だから息子には将来どう働きたいのかをなんとなくでも
見つけてほしい。
好きなことを仕事にできたら最高だ。
しかし息子の世界はとても狭い。
好きなことといったら
車とレゴとゲーム。
それらも職業にしたいほど熱があるわけでもないらしい。
自己肯定感が低いので簡単にあきらめしまう。
とにかく今は情報を提供して視野を広げることが先決だ。
そこで「13歳のハローワーク」である。
以前、テレビで話題になっていたのを思い出し、ネットでポチっとしてみた。
私が読む限り、息子に向いている仕事が見当たらない。
息子が興味を持つ仕事もわからない。
とりあえず息子に本を渡し、こう言った。
「この本の中で今の気分で興味あるとか面白そうっていう仕事があったら
付箋つけといて」
そして私は出勤した。
帰宅すると息子がニコニコしながら言った。
「僕がいいなぁと思った仕事、あったよ」
へえーあったのか(よかった)
なんだろうと付箋をした仕事を見てみると・・・・
①クワガタ養殖
②珍しい虫の養殖
③ミミズによる廃棄物処理
④昆虫採集・飼育用品の制作販売
そんな職業が書いてあるページだった。
あ、虫か。
確かに以前、ペットを飼うなら何がいいか尋ねたところ
彼は「虫」と答えていた。
しかし今は冬眠の時期なので保留になっていた。
しかし・・・家の中で蚊一匹出ただけで大騒ぎする息子である。
ゴキブリだって蜘蛛だってイモリだってすべて私が退治した。
それなのにそれなのに 虫 か。
虫の生態に興味があるらしい。
私は息子の生態に興味がある。
まだまだわからないことがたくさんある。