ソフィア・コッポラ監督 最新作
"The Bling Ring"
試写会に行ってきました！
ガーリーカルチャーの神様ソフィア。
女の子の好きなモノたちが、
彼女のフィルターを通すともっと魅力的に映し出される。
新作を発表するたび、世界中の女子をときめかせている彼女。
もちろんわたしも大・大・大ファンです。
今回も、シャネルやヴィトン、ルブタンの靴など
女の子が好きなありとあらゆるブランドものが登場したけど、
あんなに並べてもいやらしく見えなかったのは、ソフィアの描く世界を通していたからなんだろうな。
今作 "The Bling Ring" の題材となったのは、
2008～09年に実際に起きた、L.Aの10代の少年少女による窃盗事件。
被害者はパリス・ヒルトン、リンジー・ローハン、オーランド・ブルーム・・・
いわゆる "ハリウッド・スター" の自宅を荒らしたティーンエイジャーたちは、
当時の報道で実際に "ブリング・リング"（キラキラしたやつら）と呼ばれていた。
"こんなことが本当にあったの？"
と疑ってしまうくらい、怖いもの知らずな彼らの犯行模様に終始どきどきしっぱなし！
だってパリスやリンジーの自宅に侵入だよ？
セレブたちの私物をごっそり持ち出してしまうなんて・・・！！
なんと劇中ではパリスがロケ場所として自宅を提供。興奮したー！
ゴージャスすぎるインテリアやクローゼットは、アメイジング！
パリス本人もちょこっと出演してます。
主演はエマ・ワトソン。
グッドガールなイメージがある彼女なだけに、
今回のビッチな役どころはかなりギャップがあって、逆に魅力的でした。
ていうか知らないあいだに超大人っぽくなっていてびっくりしたー！
スローな映像と抽象的な表現が得意なソフィアにしては、
めずらしくわかりやすいストーリーとテンポ感だった気がする。
主演がエマ・ワトソンってとこにも、メジャーなフィールドを狙っている感じがするし、
ソフィア作品ファン以外じゃなくてもハードルなく楽しめるんじゃないかと思います。
そういえばサントラが、M.I.A.とか Sleigh Bellsとか Kanye Westとか、現代のティーンに響くメジャーな選曲だったのが印象的でした。
意外だった。ソフィアといえばインディーロックとか、70~80年代のバンドミュージックのイメージがあるので。。。
でも、そういう"今"っぽい選曲だからこそ、"現代の実話" というキーワードにリアリティが湧くのかなとも思ったけど！
日本公開は12月14日から。
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