やったほうがいいのか、いらないのか?!

私はやる派です

Gibson Les Paul Classicの音がイマイチだったのでピックアップ交換を予定しています

現状のピックアップが標準の486R/500T(セラミックマグネット、オープンタイプのダブルブラック、所謂、Hot CaramicとSuper Ceramicのコンビ)ではなく、カバードの恐らく490R/T(Modern Classic Alnico2)に換装されています(購入時の情報)

他のどのギターもこのピックアップは載っていないで、どんな感じかなと思っていましたが、ダメでした(悪いという意味ではないですが、自分にはウケませんでした)

98年製のHCSはオリジナルのセラミック、ゴールドトップは57クラシックに換装、ヒスコレの59は57、58はカスタムバッカー

国産のレスポールタイムはダンカン

こんな感じなので1本は490でもいいかと思いましたが、弾いた感じがしっくりこないので載せ換えることにしました

Gibson製ならパワー感のある57か、大人しいカスタムバッカー

バーストバッカーは嫌いです

コレも好き嫌いは自由なのですが、一度、ヤフ○クで入手したバーストバッカープロがアルニコVでハイパワーで暴れん坊だったのでバーストバッカーは敬遠するようになりました

アルニコ2のバーストバッカーはどうか知りませんし、まあ雰囲気としては自分は○○派、アレは嫌い、とか何となく自分の好みの方向性も持っているほうが話がいろいろ盛れていいかな〜っていう、曖昧な嗜好性のエジキとなっているのがバーストバッカーです

これまでギブソンにはギブソンのピックアップ、国産ならダンカン、と相場を決めていました

国産ギターの音がいいのは、ダンカンやディマジオなどのリプレイスメントピックアップのおかげと、偏った見方をしています

いい音というより、海外アーティスト(昔のヘヴィメタギタリスト)の音がするという方が正しいような気もしますが

そこで今回は、ギブソンのギターにダンカンを載せることにしました

レスポールにはスラッシュのアルニコ2が有名ですが、自分は特にスラッシュファンではないので定番のSH-1 '59にしておきます(自分のイチオシ)

 

元ネタとなる92年製レスポールクラシックプラスですが、エスカッションとピックアップカバーの隙間がなくギチギチです

高さ調整は出来ますが、弦に対して平行でなく枠に嵌められたような状態になっています

コレもピックアップを交換したい理由です

オープンタイプにするか、エスカッションごと換えてしまうか

と思っていたらブラリと寄った楽器屋さんで高額なギターパーツを見つけました
エスカッションの前後ペアで5000円超です
これはヒストリックパーツという製品ラインで、カスタムショップレスポールに使用されるトールタイプエスカッションです
隣の標準タイプのエスカションは背が低いタイプで、リーズナブルなお値段です(ただしフロント、リア別売り)

そしてこちらが交換予定のSeymour Duncan SH-1 '59 Model

もちろnユーズド、つまり中古です

そしてカバードにします

上のが新品ピカピカ、ダンカン純正と思いますがESPパッケージのもの

下はもともとピックアップについていたものなので、少しくすんでいます

レギュラーライン用の標準タイプのエスカッションをすでに持っていましたが、今回見つけてしまったトールタイプも購入してしまいました

標準タイプと並べるとトールタイプの高さが分かります
色合いはどちらもほとんど同じ、クリーム色
付属するネジは共通のようでした

カバーのみ、平置きするとこんな感じ(トールタイプ)

標準タイプ、差は歴然(ギターに載せるとこんなに出ないけど)

ピックアップの裏面

59Nと59Bのテプラみたいなシールが貼ってあります

こんな時期があったのか?!

昔の紙シールはレトロでいいですが、コレは一瞬、パチモンかと疑ってしまう仕様です

59N(4芯モデル)の方は元々カバー付き、といっても後付けの

それをもう一回使います

新品は59Bの方に嵌めます

穴とポールピースの位置がピッタリ合わない場合もありますが、今回は一応、違和感のないマッチングです

カバーを嵌めただけの状態で抵抗値を測定すると、59Bは8.29Ω(公式には8.13Ω)

59Nは7.52Ωでした(公式には7.43Ω)

ポッティング作業の前にカバーの半田付けをしましたが、写真撮影を忘れてしまいましたが、翌日は朝から自転車の練習に出かける予定だったので、この日はこれでオヤスミ…です

この日の練習は自走ではなく、ふもとの河内長野までクルマで移動して、麓から金剛山ロープウェイ(営業停止状態から運営再開に至らず残念ながら2022年に正式廃止、現在は解体作業中とのこと)の乗り場手前の駐車場までひとッパシリ、結構な冷え込みでしたがいい練習になりました

バイクはエアロロードのS5ですが、FFWD R3クリンチャーを履いた登り仕様です(登れるエアロです)

さて、練習から帰って夕食までの間にコンロ(IH)を利用してポッティング開始!(Custom 5はケースだけ、中身は59です)

何年も前に一度ポッティングしているので、その時のパラフィン剤をちゃんと温存してありました

米粒みたいなマイクロワックスは割れ防止に少し(5〜10%)混ぜればいいと書いてありますが、そもそも鑞細工ではないので割れも○ソもないです

それでも一応、公式に従い少し混ぜておきますが、マイクロワックスの方が融点が高いので高温になりすぎないように温度管理をしないと行けません

フタと真空ポンプもありますが、ギチギチに鑞詰めしなくてもいいので今回は使いませんでした

湯煎に掛けます

円盤状のパラフィンワックスが先に溶けて透明な液体になっていきますが、マイクロワックスの方は最後まで残ります

量が少なかったので少しパラフィンを追加投入しています

85度で全部とけました

マイクロワックスを入れすぎると、全部溶かす為に加温時間が長くなり温度も上がり過ぎるので要注意です

(この温度計は調理用ではなく、ポッティング専用です)

湯煎から下ろすと底の方から固まってきます

仕方なく湯煎に掛けたまま作業することにしました

いざ投入!シールド線を持ってちゃぷんと入れます

ピックアップが冷たいので表面に鑞が固まります

少し加温して温度が上がるまで待ちますと、表面の鑞も溶けてきます

ちょっと斜めに持ち上げたりしながら揺すっていると隙間から気泡が出てくるので、気泡が出なくなるまで少し待ってから引き揚げます

その間も温度が上がり過ぎないように監視しておいた方がいいです

引き揚げたピックアップはペーパータオルの上に置いて冷まします

ハンダの跡が分かりますが、一応、ヤスリで削ってからハンダ付けしています

そうでないとメッキの上からではうまくハンだ付けできず、イモハンダになってしまいます

ペーパーに鑞が染み込んでいますが、全部流れ出たワケではないでしょう

前も後ろも作業終了

しかし、後から59Nの方は黒いカス?が出ています

2回目なので高音になりすぎたかな?

ボビンが溶けたのか!?

どうかわかりませんが、些細なことでしょう、きっと

ポッティング後にもう一度、抵抗値を測定してみると前後とも少しずつ数値があがっていました

こびり付いたワックスを綺麗に拭き取って作業終了です

どの程度、ワックスが入ったのか気になりましたが、作業前に重さを計っていなかったので確認できませんでした

ポッティング後、断線等のトラブルもないようなので次回はコレをギターに載せる作業となります

ランニング練習とギターの練習(スタジオ入り)等、いろいろあるので載せ換え作業はまた週末になるでしょう

ではまた次回、お会いしましょうバイバイ


あっ!

反省…

もう溶かしたパラフィン捨ててしまったから今回はやらないけど、二度漬けにしたらよかったかな〜

ポットから引き揚げるときにモタモタしてると隙間からワックスが流れて隙間ができてしまうので一回ある程度冷めた後に二度漬けしたら内部のワックスは溶けないうちに隙間に溶けたワックスが流れ込んでくれたらしっかりポッティングできるかもしれない、と後から思った

どんだけワックス詰まってるかいちいちまたカバー外して確認したことないので分かりませんけど

でも、元々カバードのピックアップのカバー外したことはありますが大してワックス詰まってないな〜という感じがしましたので、一回漬けるだけでも十分かもしれません

ギターに載せて試奏してみて、大してハウリングが起きなければ結果オーライとします

たまにしかやらない事は、要領を忘れますね