20210901気になる記事 | aplipgmselfapliのブログ

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[3]新型コロナ、高齢者が重症化しやすい理由はキラーT細胞の老化の可能性 京大京都大学(京大)と日本医療研究開発機構(AMED)は8月23日、高齢者では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に反応するナイーブ型の「キラーT細胞」が少なく、老化したキラーT細胞が増えていることを明らかにしたと共同で発表した。リンクnews.mynavi.jp
”研究チームによると、今回の成果は、高齢者では新型コロナに対する免疫応答のうち、ヘルパーT細胞が関与する応答(抗体産生など)と比較して、ウイルス感染細胞を直接殺傷し排除するキラーT細胞の機能低下が認められるとしている。また、高齢患者で重症化しやすい理由の1つに、体内にあらかじめ存在する新型コロナウイルス反応性キラーT細胞の加齢に伴う変化である可能性が考えられるという。
また、サイトメガロウイルスに感染した若齢者の新型コロナウイルス反応性キラーT細胞の表現型は、非感染の若齢者のそれに比べてより高齢者に近かったことから、サイトメガロウイルスの感染が、新型コロナの症状の個人差を説明する一因となる可能性もあるとしており、これらの知見が、今後の新型コロナに感染した高齢者への治療法やワクチン戦略の参考になることが期待できるとしている。”

 

 

 

 

 

 

 

[10]スキルス胃がんの遺伝子異常を特定し新治療に光明 国立がん研究センターと慶大胃がんは治療成績や生存率が向上しているが、スキルス性の胃がんは例外で治療が難しい。そのスキルス胃がんに特徴的な遺伝子異常を見つけた、と国立がん研究センターと慶應大学の研究グループが発表した。がん細胞を狙い撃ちする既存薬での効果が期待できるという。リンクnews.mynavi.jp
”研究グループは次に、見つかった遺伝子異常7種類のうち3種類の遺伝子異常がある細胞株を実験用マウスの腹部に接種。その上でがん細胞の表面にあるタンパク質などを狙い撃ちにする既存の「分子標的薬」を経口投与した。すると、がん細胞の増殖が抑えられたり、腹膜播種が消えたりした。
間野所長ら研究グループは、スキルス胃がん患者の約25%で既存の分子標的薬の効果が期待できるとしている。今後スキル胃がん用の分子標的薬を含め、これまでなかった治療薬の開発研究を続けるという。”

 

 

 

 

 

[15]タバコの煙から抽出した物質にヒト細胞へのコロナ感染抑制効果を確認広島大学の研究グループは、、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)がヒトに感染する際に利用する受容体の構成タンパク質の1つである「ACE2」の量が低下する機構およびその機構に関与する化合物を明らかにしたと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”加えて、芳香族炭化水素受容体を活性化する化合物の中で、食物などに含まれるトリプトファンの代謝物や、すでに薬として使用されている胃潰瘍治療薬であるプロトンポンプ阻害薬により、ACE2発現量が一過性に抑制されることを明らかにし、これらの化合物を用いて、新型コロナウイルスが細胞に感染する(細胞に侵入する)量が抑制できることもVERO細胞を用いた細胞感染モデルで証明を行ったとしている。”

 

[16]COVID-19関連追加(2021年1月29日)�T型インターフェロン活性障害についてリンクwww.isobe-clinic.com
”我々の研究は縦断的解析を目的としたものではなかったが,血漿IFN-αレベルの低下は臨床症状の悪化およびICU転棟に先行すること,および循環IFN-αのパターンが疾患重症度ごとに異なることが観察された.SARS-CoV-2感染におけるIFN動態を解析するためには,正式な縦断的研究が必要であろう.重症そして重篤COVID-19患者において,この減少したⅠ型IFN産生が感染開始時に存在するかどうか,産生が遅れているかどうか,あるいは初期のピーク後にIFN産生が枯渇しているかどうかを評価することが重要になるだろう.最近のデータによって,SARS-CoV-2がⅠ型およびⅢ型誘導を阻害することが細胞モデルおよび動物モデルで確認されている(21).これらの結果は,SARS-CoV-2が宿主のIFN産生を遮断する効率的なメカニズムを発展させたことを示唆している.”
”本研究に基づいて,我々は,Ⅰ型IFN欠乏が重症COVID-19の特徴であり,重症COVID-19患者はIFNを投与することによってIFN欠乏から脱却できる可能性があり,IL-6またはTNF-αを標的とした抗炎症療法により炎症増悪から脱却できる可能性があると推論した.”

 

[17]名市大、水素から重水素への同位体置換を効率よく行える手法を開発名古屋市立大学(名市大)は8月16日、水素から重水素への同位体置換が、シリコンナノ結晶表面において効率よく起こることを発見したと発表した。リンクnews.mynavi.jp
”研究チームは今回、重水素を含む溶液にナノ結晶シリコン(n-Si)を浸すだけで、n-Si表面の水素が重水素に積極的に置換されるという事象を確認。その交換プロセスを調査した結果、n-Si表面に結合した水素と重水素の量子力学的零点エネルギーの相違、つまり重水素を含むn-Siの方が、普通の水素を含むn-Siよりも、量子力学的に安定な材料であることが判明したという。
液相(液体)で行った実験では、n-Siの表面重水素原子の濃度を4倍に高めることが確認されたという。また、気相(気体)でのn-Si濃縮プロトコルを提案。理論計算によれば重水素濃縮率を15倍に高めることができるとしており、現在、気相での重水素濃縮実験に取り組んでいるところだという。
なお、研究チームでは、今回の仕組みを活用することで、重水素の新たな活用を可能とする可能性がでてきたとするほか、三重水素を固体シリコン表面に高濃度で固定化することも可能となるため、汚染水浄化装置としての可能性を早急に見極めたいと考えているとしている。”