かつて、自分を『子供』だと思い、子供の日を過ごしたのはいつだっただろうか……



柏餅を食べて、菖蒲風呂に入ったのは…


夢を沢山描き、
声優や、音楽に希望を抱き、ひたすらピアノと歌の練習をする女の子がいました。

いろいろドジるし、
一つに集中すると回りは見えなくなるし……

音楽は大好きだけど、声優になりたかった少女…


大学卒業してから、演技の勉強をはじめ、
スタートラインにはつけたけど、
なんどスタートラインについても走り出すことは出来ず…

走り出そうとすると、
車にひかれたり、
妨害にあったりで
スタートすらできず……


気がつきゃ、自分はスタート地点から、知らない間に離れていたことを理解した…。


少女はもう少女ではなくなっていた。

ただの大人だ…
もともと少女というような年齢ではなかったが、
それでも夢に溢れていたあの頃……



いまの私のキャンパスは…
夢をかこうとしてもなかなかかけない
かきたいことはわかっていても、
絵の具がなかったり、筆がなかったりでかけないのだ……



今日がこどもの日だからという理由だけではないが、
自分自身、子供と呼ばれる年齢にもどりたい
やり直したい…


でも…時間は戻らない…

虚しさがたくさんこみあげる。

月日はとめどなくながれすぎている。

わたしは、毎年、子供の日に、
かつての自分のおそかしさを理解するのかしら…

なんだかなぁ