一瞬のものはたまにあったのだけど、久しぶりに偏頭痛になりそうなのが出た。しかも仕事中に出ることは無かったので焦った。ただ今回は途中でおさまってくれてよかった(今まで強い偏頭痛になる前におさまったことはなかった)。
………………
原因はあまり思い当たらない。生活習慣か。
六時間程度の睡眠が続いていた。八時間睡眠を心がけているので少ないけれど、睡眠不足というほどでもない。
朝は頭の重さはなかった。
きっかけと言えば、静電気がビリッとしてからなのだけど、関係はなさそう。
で、それから数分ほどかけて徐々に右目の視界が怪しくなり、良くならないので偏頭痛になるかたちの閃輝暗点だと判断した。
普通はこの時点で鎮痛剤を飲むのだけど、困ったことに手元に鎮痛剤がない。これまでの経験からいえば、このままでは偏頭痛でダウンすることは間違いがない。仕事の事情で、嘔吐などをするととてつもなく面倒なことになる。
それに、この感覚は入院前に仕事場でダウンしたときの感覚に似ているものがあったので、なおさら焦った。徐々に頭が重くなる感じ。
「でも、あのときはもっとぐわんぐわんしたし、動けないって感じだったよな」と言い聞かせながら、偏頭痛にならないように願うしかなかった。
とりあえず深呼吸をして、ゆっくり動くことを心がけた。プレッシャーが影響するかは分からないけど、外を見て「みんな寒そうだなあー」などと現実逃避してリフレッシュ。
その甲斐あってか少しよくなり、今日はなんとかやり過ごした。この数時間は長かった。それにしても、閃輝暗点が途中でよくなったのは今回がはじめてで、驚いた。
とはいえ頭の重さはひどいので、それとなく体調不良を伝えて、まっすぐ帰宅してすぐに横になって現在に至る。
こういうことがあるたびに、マイナス思考がふっとよぎる。自分はだんだん弱っていって、いつかこうやって何かが出るんだろうな、という漠然とした想像。
それは誰にでも訪れることで、だからこそ日々を大切に重ねるしかないのだけど。
是枝監督の「海よりもまだ深く」という映画を思い出す。思い通りにならない人生、後悔だらけの人生。それをおかしいと思いながらも、気分の選んできた、「なりたかった」人生とは程遠い自分の人生を生きるしかない。樹木希林さん演じるおばあちゃんが、「なんで、こうなってしまったんだろうねぇ」とつぶやく(うろ覚え)場面に、私は生きることの苦しさ(喜びもあるけれど)を感じて泣いてしまう。
同時期にやっていたミラクルニールも面白くて、宇宙を統べるエイリアンたち(首脳みたいな)が、地球に価値があるかを調べるために、ある地球人に「右手を振ると何でも願いが叶う」能力をさずけるのだが……というコメディ。いわゆる審判もの。にもかかわらず、この主人公といったら、好きな女性を振り向かせたり、愛犬を喋らせたりしているのがなんとも(しかもこの犬がおしゃべりすぎる)。
この作品のなかで主人公が、「オレだって自分を辞めたいさ。でも、代わりがいないんだ」と言う(うろ覚え)。
ふざけた笑いのなかにこういうハッとするセリフを出してくるのがほんとうに面白い。
……なんの話だったか。要するに、明日も頑張ろう、と決意を新たにしたのでした。
出来ることがなさすぎてベッドでずっとこれを書いていたので、いい加減寝ます。長文失礼しました。