月曜日は半年ぶりの受診日でした。
結果から言えば、問題なしでした。
一日も欠かさず、歯ブラシとタフトとフロスを続けてきた甲斐がありました(たぶん)
よかったというよりは、一年目はクリアしたか……、という心境ですが
運動も大丈夫で、どんどん動いたほうがいいとのこと。
4日以上の高熱時は受診するように、あらためて指導を受けました。
あとは雑談で終了。
次回受診は来年6月。
ずいぶん先のことなので、都合が悪くなったら変更してよいとのこと。
以下、ただの日記です。
………………
今日の検査は、心エコーと血液検査とレントゲン。
結果が出るまでに時間のかかる血液検査を先に受けようと作戦を立てました。
が、受け付けに出したら心エコーから呼ばれてしまいました。最初から計画大崩壊
心エコーのあとに採血をしたので、やっぱり受診時間に検査データが間に合わなかったようです。後回しで呼ばれたので2時間待ちました(TT)
病院の待ち時間って、ずっとソワソワしてしまうんですよね。本を読んだりしても集中できませんし。
今回もいつもどおりの短い受診ではありましたが、すこし振り返って話すことができました。
病気になったのはよくないことだけど、治療としては早期に見つかり、手術もうまくいってよかったね、と。
あらためて、感染性心内膜炎は怖い病気であるということを聞きました。
場合によってはほんとうに厄介な病気で、命を持っていかれる病気だと。
菌のかたまりが全身のどこにでも飛びうること。また、菌自体が耐性を持っていたり、種類によっては死亡率の高いものもあること。
そして一患者としてつくづく納得したのが、受診や発見が遅れやすいということ。
発熱や食欲不振、だるさ、というのは、言ってしまえばよくあることです。
けれど、感染性心内膜炎の場合、それを放置していると心臓の機能が悪化して大変なことになってしまいます。呼吸困難などが出てから受診しても、それはかなり進んでしまっていると。
また、病院を受診しても、専門でないと、発熱だけを見て「風邪」として処理されてしまう恐れもあるなど。
なので、私の最近の口癖は「早く病院行きなよ!」です(笑)
おかしいのが続くのは、かならず何かがあると。
それで何もなかったら、「取り越し苦労だったねー、あははー」で済みますから。これは何度でも伝えたい。
もう一つは、傷のこと。
かかりつけの循環器内科クリニックの先生も傷の小ささに驚いておられたことを話しました。
「傷もなるべく小さく、縫い目もきれいにしてもらうように頼んだんだよ」とおっしゃっていました
とくに若い女性にとってよいのだと聞きました。一般的に、女性のほうが男性よりもキズによる精神的な苦しみが大きい。なので、キズが小さくなるメリットも大きい。そして女性の場合はキズが胸で隠れると。
「男性は隠れないけどね」と言われましたが、どう考えても隠れません
もっとも、あまり隠すつもりもないです。温泉で裸になるのと同じ程度の恥ずかしさです(笑) むしろ、事情を知っている家族に見られるほうが嫌だったりします
そして、後から知りましたが、私が手術をした時は、MICSやロボットでの弁形成術が保険適用になったばかりだったんですね。
「胸腔鏡下弁形成術」「胸腔鏡下弁置換術」などが保険適用になったのが2018年4月(平成30年度改定)からで、手術をしたのが7月ですから。
今のところダヴィンチを用いた手術とMICSは区分上では分けられていないみたいですが、今後治療としての優位性を示すデータが揃えば、いずれ別になるのかもしれませんね。
こういう部分でも、思いがけないところで恵まれていました。
いろいろなところで、よい時期に治療を受けることができたと感じます。
何十年にもおよぶ低侵襲手術に向けた技術的な進歩があり、その先端の技術を学ぶ人がいて、その治療を多くの人が受けられるように制度が整備された、その転換点だったのですね。
もちろん、小切開ができる病態だったのも、不幸中の幸いではありました。
そんなこんなで、こういう話をして、「なったのは残念だったけど、よかったね。順調だよ」と言って頂きました。
次回は8か月飛んで来年6月。検査は心エコーも無くなり、採血とレントゲンのみ。
来年もなんともありませんように、と願いたいところです。