思い出した話を適当に書いてしまいます。


 今でこそ笑ってしまう話なのですが、私は術前から術後のことが怖くて仕方ありませんでした。

 強力な麻酔が効いているなかで、自分がどういうかたちで正気を失うのか。妄言ばかり言うのではないか、副作用で酷いめまいがしたり、嘔吐を繰り返すんじゃないか……。

 

 それで実際にどうなったかと言うと、術後、「私は正気ではないのではないか?」と連呼していたんですね。正気でいようとするあまり正気を失うというお笑い話です笑い泣き


 目が覚めて最初、書くもの(ホワイトボード?)を差し出してもらいましたが、漢字もひらがなも書けなくて、なぜかアルファベットでwhat timeと書きました。それで看護師さんが笑っていたような気もします。まったく、術後最初に心配するのが時間って、お笑いです。

 そうして時間を聞いたはずですが、結局それが何時だったかも覚えていません。そのときはただ自分ですべてを把握しておきたいという一心で動いていたけれど、やっぱり麻酔でぼーっとしていたので無理だったのかなと思います。

 

 術後は喉が渇くと聞いていましたが、私の場合はあまり感じませんでした。

 熱も出ていて汗びっしょり、最初の一日はただひたすら時間が長く感じられました。

 

 ブログでは呼吸器でえづくようなつらい思いをされた方もいて怖かったのですが、麻酔でぼんやりしているあいだに外してもらえましたし、吐き気や嘔吐もなく、とても良いかたちでコントロールして頂いたのかなと思います。ただ直後にベッドの上でとったレントゲンは麻酔が効いているはずなのに痛かったですねぇ……。あれは痛かった。

 

 

 こんなこともいずれ忘れてしまいそうなので(忘れてもいいのですけど)、ここに書いておきます。