術後一年が経ちました。
気がついたらあっという間でした。
今日まで起きながら眠っていたのではないかと思うほど、昨日のことのように思い返されます。
けれど、術後から今まで本当にいろいろなことがありました。
どれも、他人からしたら「気のせいじゃない?」と思うような、漠然とした症状。
ふらつきや吐き気、閃輝暗点と偏頭痛、呑気。発汗やドキドキ。
いちいち書いてもダメだと思って途中から書くのをやめましたが、3月くらいまで2週に1回くらいの頻度で悩みました。
そこからかなり減ってきたかなと感じています。
いまでも、起床時に胸の真ん中から少し左側、背中の方に痛みというほどではないけれど違和感を覚えます。入院中ほどではないけれど、似た感じ……。日中はあまりでないのも似ています。
逆流? 人工弁輪のせい? 僧帽弁の縫合した部分が破れた? けれどそれはとんでもない事になっているはずだし。つらさで言っても、そこまで息苦しさはないし……でも寝ているのにドキドキしすぎる気がする……不安のせいだけかな? などと、不安になります。もちろんそんなのは気のせいで、実際にそんなことが起きていたらもっと大変なことになっているはずです。
傷の痛みはときおりあります。姿勢なのか体調なのか、すごく主張してくるときと、まったく気ならないときがあります。
切ったほう、右の脇の下をなでると未だにしびれた感覚がします。感覚が戻っていないのだと思います。ひじをぶつけて指先までしびれるときの、あの感覚です。
仕事のほうは、退院後3か月ほどしてからアルバイトをして、そのかたわらで仕事を探していました。当然、状況的に印象はよくないわけで、その不安と、「なんとかなるだろう」という根拠のない楽観を抱えながら日々過ごしていました。実際には、探してみれば優しい世界はあるものだと感じました。病気をして仕事も辞めてって、面倒な人間だと思われると考えていたのですが、前職で経験したこと、考えたことなどを話したところをいい形で受け止めて頂いたと思います。
そんなこんなで、やっと落ち着いてきました。まだまだですが。
今いちばん感じているのは、焦りです。
出来るうちに出来ることをやっておかなきゃいけない。
出来なくなったときに後悔しないように。
今こそ一番頑張るときなんだと、痛烈に感じています。
過去を悔やまず糧として、未来を憂うことなく目標を立ててゆく。
そして今出来ることを最大限やる。
結局、今を生きるという当たり前の結論に落ち着きます。
このことを学んだだけでも、入院し手術を受けたという体験から得たものはあると信じています。
普段関わらないような、いろいろな人からお話を聞くことも出来ましたしね。
蒸し暑く、気温も天候によってかなり変動があるため、体調を崩しやすい時期です。
呑気や、喉が詰まったような感じで気分が悪くなったり、やたらキズが痛んだりしています。
そういう時には休むのも大切な「出来ること」だと思って、最近は無理せず休むことにしています。
……こんな時間にブログ書いてる人が書くことじゃないですけどね(午前1時)。
空き時間はあるんですが、気持ちを落ち着けて書くにはまとまった時間が欲しくて、こんな時間になってしまいました。
余談ですが今日は休みなので文学館に行きました。読んだことのある本の原稿などを見て「わー直筆だあー」という感じです。楽しかったです(雑) 明日はふつうに仕事なのでいい加減に眠ります
皆さんの日々が幸せに満ちたものでありますように、平穏であるように、願っています。
そして毎朝更新を楽しみにしています