この一年のことを考えると、ネガティブとポジティブはどちらも必要になるときがあるのだということを考えます。

 

 

少し大げさに言えば、37度前半の熱で仕事をほっぽりだしたということ。

けれど、そうして循環器内科に飛び込んだことが、今の結果につながっているということ。

 

ふつうの内科ではなく循環器内科を選んだのも、子どものときに弁膜症を指摘されていて、それと関係していたら嫌だな……という不安でしかありませんでした。不安症そのものです。そしてその不安は当たってしまったけれど、そこのクリニックの先生は「念のため」と早い段階で大きな病院を紹介して下さいました。

 

ネガティブな考え方をしたから、良い先生に出会って、たまたま問題を早く見つけることができた。それは唯一よかったこと。

 

 

けれど、術後は「偏頭痛がつらい、脳に問題があるのでは」「お腹が痛い、お腹に問題が……」「ふらつきが……」と怯えていた。それは自分の悪いところ。

 

どうしたらよかったんだろうと考えると、やっぱり医師にしっかり相談して、不安を取り払うことだったのだろうと思う。退院後に、歩いていたらいきなり足がガクガクして汗が噴き出したとか、閃輝暗点があったとか、そういう訳のわからない症状も全部話して、しっかり相談しておけばよかった。それらはなかなかよくならなかったけれど、「問題ない」と言われるだけで全然違ったと思う。

 

結局、数か月が経ってからようやく「でも外出も出来ているし、大丈夫だろう」と思えるようになってきた。

半年経っても、一日歩くといきなり足がガクガクすることもあった。

体力低下のダメージが予想以上に大きかった。

 

 

とりとめの無い話になってしまいましたが、何が良いかたちで現れるのか、悪いかたちで現れるのかは分からない、ということをすごく思いました。

 

怯え続ければ楽しみが無くなってしまう。けれど、怯えることが必要なときもある。

前向きになることで大切なものを得るときもある。けれど、それで大切なことを見落としてしまうこともある。

 

どちらが大切かなんて、決められない。

本当に難しいなぁ、と思いましたウインク