日々是葡萄酒大賞(2024年) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

さて、年明け三日目…今年も旧年(2024年)、基本的に?“自腹”(笑)でいただいたワイン達の中から、「日々是葡萄酒大賞」を発表させていただきます。(^^♪
注)毎年のことですが、完全自己満足の投稿ですので「あしからず」。m(__)m

まずは…「2024年」、とても魅了された4本から…(^^♪

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 ☆ラ・キャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナーク(2010)

五大シャトーの一角「シャトー・ムートン・ロートシルト」を擁する「バロン・ド・フィリップ社」が、南仏の協同組合とタッグを組みスタートさせたジョイントベンチャー「ドメーヌ・ド・バロナーク」の“ラ・キャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナーク”2010年VT。

心地良いドライな風味を含んだまろやかな果実味としっかりとしたコクを感じる滑らかな酸味に、口当たりビロードのような熟れたタンニンが絶妙に溶け込んだ、エレガントなフレーヴァーが持続。アフターには程良いスパイス、ビター、ミネラリーなニュアンスを伴った葡萄の成熟したコク深いテイストを残す。

程良く熟れたストラクチャーとテイスティーな質感、洗練さと素朴さを兼ね備えた、フレンドリーで飲み応えのある一本。(^^♪

 

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 ☆シャトー・ラフィット・ロートシルト(2017)

五大シャトーの筆頭格と称される“シャトー・ラフィット・ロートシルト”の2017年VT。

ビターなテイストを含んだまろやかな果実味と伸びやかな酸味から、肉厚ながらも質感シルキーなタンニンのフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、中盤からはそれらのニュアンスにビター、スパイス、ミネラル感がさらなるコクを付与。アフターには複雑性のある奥深い葡萄の凝縮された旨味が長く持続。

五大シャトーの中でも「王のワイン」と形容されるラフィット・ロートシルト。
2017年VT、当然の如く(苦笑)飲み頃はまだまだ先のヴィンテージでしたが、動かざること山の如し的な圧倒的な存在感を誇る、堅牢ながらもどこか優雅で尊厳に満ちたストラクチャー、流石の一言!(^^♪

 

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 ☆ライオン・テイマー/カベルネ・ソーヴィニヨン(2018)

カリフォルニア州、ナパ・ヴァレーのマウント・ヴィーダーに位置する家族経営のワイナリー「ザ・ヘス・コレクション」が手掛けた、「ライオン使い」を意味する“ライオン・テイマー/カベルネ・ソーヴィニヨン”2018年VT。

ふくらみのある豊かな果実味と心地良いコクを感じる滑らかな酸味に、濃厚ながらも口当たりシルキーなタンニンのしなやかなフレーヴァーが溶け込んだ「リッチかつエレガント」なテイストがアタックから口中いっぱいに広がり、さらに奥行きと広がりをブラッシュアップさせてくれるビター&スパイシーな風味を伴った、濃縮された葡萄のボリューミーな旨みが余韻に向けて長く持続。


2018年の大賞に選ばせていただいた「2015年VT」はマルベック主体。今回はカベルネ・ソーヴィニヨン主体でしたが、圧倒的な存在感を放つ、パワフルで複雑性の高いストラクチャーを持ちながらも、飲み心地はどこまでもフレンドリーな、セパージュは違えど変わることのない味わいの一本でした。(^^♪

 

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 ☆ザ・ヘス・コレクション/マウント・ヴィーダー/カベルネソーヴィニヨン(2013)

カリフォルニアが誇るナパ・ヴァレー産カベルネ・ソーヴィニヨンの中でも、際立つ産地特性を有する山岳地帯の中で、4大マウンテンと総称される内のひとつ、マウント・ヴィーダー地区。その産地の象徴的な造り手である「ザ・ヘス・コレクション」の“ザ・ヘス・コレクション/マウント・ヴィーダー/カベルネソーヴィニヨン”2013年VT。

ふくらみのあるジューシーな果実味と滑らかで優しい酸味が調和した、濃縮感のあるテイストが口中いっぱいに広がり、中盤からアフターにかけては、それらのニュアンスに心地良いビター&甘辛スパイス、そしてアルコールの風味が溶け込んだ、肉厚ながらも熟れた口当たりのタンニンのフレーヴァーが長く持続。

2019年の大賞に選ばせていただいた(2012年VT)と遜色のない、まさにナパの底力を感じる、「ゴージャス」という形容がピッタリの(笑)、複雑にして奥深い味わいを楽しめるスーパー・リッチな一本。テイマー同様、その安心安定のブランド力は秀逸ですね。(^^♪

 

そして…2024年の「日々是葡萄酒大賞」は…

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 ☆シャトー・ムートン・ロートシルト(2009)

1855年のパリ万博にて制定され、150年以上の歴史を誇るメドックの格付けで、1973年に唯一格付けが見直され第1級に昇格した“シャトー・ムートン・ロートシルト”の2009年VT。

少々のドライなニュアンスを伴ったまろやかな果実味としなやかな酸味に、肉厚ながらも口当たろシルキーなタンニンが溶け込みつつある、複雑性の高いフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けては程良いビター、ミネラル、スパイシーなテイストを含んだ、凝縮感のある葡萄のコク深い旨味を残す。

異次元?(笑)の葡萄力感じる、骨太なストラクチャー。
飲み頃のピークはまだ先、持っているポテンシャルの高さがいよいよ花開いてきたといった感じでしょうか。
もちろん、今いただいても別格の存在感ある味わい。末恐ろしいほどのポテンシャルの高さを秘めた一本と言って間違いないですね。
五大シャトーが五大シャトーと言われる所以を改めて?(笑)痛感されられた、底知れぬ味わいのVIN ROUGE。間違いなく2024年にいただいたワインの中でNo.1でございました。(^^♪

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以上、2024年にいただいたワインの中から5本をチョイスさせていただきました。

上位に五大シャト~?、もちろんコスパ的には「?」ですが(笑)、それを凌駕するほどの「圧倒的な葡萄の力」はやはり別次元のものでございました。(^^♪

いずれにしても…毎年のことですが、昨年も素晴らしいワイン達に出会えたことに感謝の一言!

今年は、どのようなワイン達との出会いがあるのか、本当に楽しみです!

それでは、2025年も「ゆる~り」と更新して行きますので、どうぞよろしくお願い致します。m(__)m


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