日々是葡萄酒大賞(2023年) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

昨年、“自腹”(笑)でいただいたワイン達の中から、恒例?の「日々是葡萄酒大賞(2023年)」を発表させていただきま~す。(^^♪
注)完全自己満足の投稿ですので「あしからず」。m(__)m

まずはとても魅了された4本から…(^^♪
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 ☆フロール・デ・ピングス(2014) 

 

 

デンマーク生まれの天才醸造家「ピーター・シセック」氏が手掛けた、スペインが誇る珠玉のワイン「ピングス」のセカンド・ラベル、“フロール・デ・ピングス”の2014年VT。



 

ソフトでまろやかな果実味と締りのある滑らかな酸味に、肉厚ながらも落ち着きのあるタンニンのしなやかなフレーヴァーが溶け込んだ、力強さの中にフィネス感じる風味が口中いっぱいに広がり、余韻には心地良いアルコール感と絶妙なスパイス、ミネラル、ビターなテイストを含んだ凝縮感のある葡萄の上質な旨味を残す。

力強さと優美さの絶妙な融合。
「柔剛一体」という形容がピッタリのちょいと次元の違う秀逸なテンプラニーリョ。(^^♪


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 ☆ルイ・ジャド/ピュリニー・モンラッシェ/ラ・ガレンヌ 

 (2015)

 

 

「ルイ・ジャドを語らずして、ブルゴーニュを語れず」と言われるほどのブルゴーニュ有数の大ドメーヌ「ルイ・ジャド」が、ピュリニー・モンラッシェの標高の高い場所に位置する「ラ・ガレンヌ」(プルミエ・クリュ)の葡萄を使用し造り上げた、“ピュリニー・モンラッシェ/ラ・ガレンヌ”2015年VT。



 

ふくらみのある口当たりソフトでまろやかな果実味としなやかでクリーンな酸味の広がりから、洗練されたビターなニュアンスが風味にさらなる奥深さと広がりを付与、余韻に向けて豊かなミネラル感を含んだ葡萄の凝縮感ある旨味が長く持続。

フランスが世界に誇る白ワインの王様「モンラッシェ」。
心地良いボリューム感と上品でエレガントなストラクチャーをベースとした、圧倒的な存在感を感じるリッチかつセクシーなテイストを堪能できるVIN BLANC。(^^♪

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 ☆シャンパーニュ・ドゥーツ/ブラン・ド・ブラン(2011)

 

 

フランス国内の多くのレストランで提供されているだけではなく、あの世界の歌姫「マドンナ」も愛飲した、1838年創業の老舗メゾン「シャンパーニュ・ドゥーツ」のスタンダード・キュヴェ、“シャンパーニュ・ドゥーツ/ブラン・ド・ブラン”の2011年VT。




フレッシュながらも奥深いコクを感じるまろやかな果実味と染み込むような伸びやかでクリーンな酸味に、舌触り緻密でクリーミーな泡のドライなフレーヴァーが溶け込んだ優美なテイストが広がり、余韻には心地良いビター感を伴なった、しっかりとしたミネラリーな風味が長く持続。

飲み心地は川の流れの如くしなやかでエレガント。「ブラン・ド・ブラン」の最大の魅力ともいえる「酸の美しさ」と豊富なミネラル感が下支えした、ワンランク上のフィネス感じるシャンパーニュ。(^^♪

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 ☆レ・ペルゴーレ・トルテ(2009)

イタリアを代表する葡萄品種「サンジョヴェーゼ」。その「サンジョヴェーゼ」の神髄を追及し、トスカーナの最高峰生産者として名高い「モンテヴェルティーネ」が、優良年のみリリースする「サンジョヴェーゼ100%」の最上級キュヴェ、“レ・ペルゴーレ・トルテ”の2009年VT。

 




口当たり柔らかくまろやかな果実味と締りのあるしなやかな酸味に、キメ細やかで落ち着きのあるシルキーなタンニンのフレーヴァーが溶け込んだ、洗練されたエレガントなテイストがアタックから口中いっぱいに広がり、ほのかなビターかつミネラリーなニュアンスを含んだ、凝縮感のある果実の旨味が余韻として長く持続。

とても上品で優雅なストラクチャーを持った、ビロードのような舌触りと複雑味のある長い余韻が堪能できる秀逸なVINO ROSSO。
ちなみに…ヴィンテージ毎に変わる、美しい女性が描かれたスタイリッシュなエチケットが魅力的ですが、個人的には2009年が一番のお気に入り!(笑)。(^^♪


そして…2023年の「日々是葡萄酒大賞」は…


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 ☆シャトー・ラグランジェ(2010)

 

 

1983年に日本のサントリー社が買収してから、飛躍的な品質向上を遂げたと評価の高い、メドック格付け第3級の「シャトー・ラグランジェ」2010年VT。



 

ソフトでまろやかな果実味とクリーンかつシルキーな酸味に、骨太ながらも口当たりヴェルベットのようなタンニンのしなやかなフレーヴァーが溶け込んだ、落ち着きのあるエレガントなテイストの広がりから、ピュアでありながらもフィネスに富んだ葡萄の複雑性の高い風味が余韻として長く持続。

しっかりとした骨格を持ちながらも、熟成を経たことによる、柔軟性のある流れるような端正で優美なテクスチャーが感じられる一本。
グレート・ヴィンテージと言われる2010年、そのポテンシャルの高さ・葡萄力を十二分に感じさせてくれる、まさに今が飲み頃(ピーク)の、2023年に味わった中では間違いなくBESTなVIN。(^^♪


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以上、2023年にいただいた中から5本をチョイスさせていただきましたが、どのワインも甲乙つけ難い素晴らしさ、出会えたことに本当に感謝感激。

2024年は、どのようなワイン達との出会いがあるのか、今からとても楽しみです!(^^♪


さて、振り返ればここ十数年、ワイン好きとしてワインを購入する立場から始まり、販売する立場へ、昨年はご縁もあって新たに提供する立場も経験させていただきました。
その中で、色々と立ち位置が変わることによって、ワインというものの存在価値の多様性を痛感したことは、年甲斐もなく本当に勉強になりました。(^^♪
2024年も向上心を持って、親父なりに(笑)精一杯頑張って行こうかな?と誓った睦月三日でございます。
それでは、皆さまもくれぐれもお体にはご自愛いただき、2024年も美味しくお酒をいただきましょう!(^^♪

 


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