2019年 日々是葡萄酒大賞 | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

2020年三が日中日、毎年のこととはいえ、フツ~にお休みではないので、正月気分など全くありませんが(笑)…毎年恒例?の“日々是葡萄酒大賞”2019年のTOP 3を選ばせていただきました!

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☆第3位☆

ラ・カーサ(2008)



■ヴィンテージ/2008年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、シエナ、モンタルチーノ
■生産者/テヌータ・カパルツォ
■原産地名称/D.O.C.G.ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ・グロッソ(100%)
■ALC/13.5%

1859年創業で、単一畑でのブルネッロ・ディ・モンタルチーノにいち早く取り組んだ造り手としても有名な「テヌータ・カパルツォ」のブルネッロ。
あの「神の雫」でも紹介(1985年VT)され…若きカリスマワイン評論家である遠峰一青氏曰く、『このワインはラファエロの名画「ガラテアの勝利」、その胸のすくような勝利の余韻、勝利の甘いキスだ』と表現、自らが「十二使徒」を選ぶ日が来るとしたら必ずやその中の一本とするだろうと言わしめたワイン。

滑らかで柔らかい果実味と伸びのあるしなやかな酸味が高次元でバランス良く調和したとても上品で優雅さが感じられるテイストから、ビロードのようなスムースなタンニンが口中いっぱいに広がり、余韻に向けてはそれらが一体となった複雑性のある奥深いフレーヴァーが長く持続。

まさに遠峰先生(笑)がおっしゃる「勝利の甘いキス」という表現がピッタリの、どこまでもソフトで優しく、上質のフィネスを感じさせてくれる傑出した一本でした。


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☆第2位☆

クリュッグ/グランド・キュヴェ/エディション163



■ヴィンテージ/エディション163
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット
■生産国/フランス
■生産地/シャンパーニュ、ランス
■生産者/クリュッグ
■原産地名称/A.O.C.シャンパーニュ
■セパージュ/ピノ・ノワール(37%)、シャルドネ(32%)、ピノ・ムニエ(31%)
■ALC/12%

1843年の創業、小規模のメゾンでありながら、数あるシャンパーニュの中でも、品質に対する真摯なこだわりによって「シャンパンの帝王」と称されている“クリュッグ”。

芳香は複雑性に富み、味わいはアタックから膨らみのある柔らかな果実味と伸びのあるしなやかな酸味が高次元で調和。ふくよかで力強さを感じさせながらも口当たりはどこまでクリーミーでキメ細やかな泡のフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けてはそれらが混然一体となった卓越したフィネスが永遠?と思えるほど長く持続。

余計な説明は必要なし、優雅でゴージャス感満載ながらも、どこか純粋で思慮深さを併せ持った、まさに帝王の名に相応しい至高の味わいを堪能できるシャンパン。
グラスの中に「宇宙」感じます。(笑)


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☆第1位☆

ザ・ヘス・コレクション/マウント・ヴィーダー/カベルネ・ソーヴィニヨン(2012)



■ヴィンテージ/2012年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/アメリカ
■生産地/カリフォルニア州、ナパ・ヴァレー、マウント・ヴィーダー
■生産者/ザ・ヘス・コレクション
■原産地名称/A.V.A.マウント・ヴィーダー
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(80%)、マルベック(20%)
■ALC/14.6%

濃縮感のある色調、香りは芳醇。
味わいは丸みのある柔らかで濃厚な果実味としなやかでエレガントな酸味に、しっかりとした力強さを持ちながらも口当たりはどこまでもシルキーなタンニンが溶け込み、余韻に向けては心地良いビター感とアルコール感がコクを付与、さらなる奥行きと幅の広がりを感じるリッチなフレーヴァーが長く持続。

「柔と剛の壮大なハーモーニー」…凝縮した果実の旨味満載ながらも舌触りはどこまでも滑らか。力強さと優しさが融合した味わいをアタックからフィニッシュまで堪能できる傑出した一本。

昨年の「テイマー」に続き、“ザ・ヘス・コレクション”のワインが№1です !!

 
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さて…毎年毎年のことではありますが、2019年も素晴らしきワイン達と巡り合えたことにただただ感謝…2020年はどんなワイン達と出会えか?楽しみです。(^_-)-☆

 


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